皆さまは、おばあちゃんの思い出の味は？と聞かれたらどんな味を思い出しますか？
ホクホクのお芋の煮っ転がしや、よく味の沁みこんだ高野豆腐の煮物・・・など、甘辛いお醤油系の味を
思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
私のおばあちゃんの思い出の味は、なんと【サンドイッチ】なのです♪
私の祖母は、大正生まれとはとても思えない程ハイカラな女性でした。
両親と出掛ける時は、ダイエーなど庶民的なスーパーばかりでしたが、祖母とのお出掛けはいつも
デパートでした。
エレベーターガールを見ると、いつもとは違う雰囲気にテンションが上がったのを覚えています。
まずは、おもちゃコーナーへ直行～☆
いつもは買ってもらえない物も、買ってもらえるこの喜び～♪
お次は、屋上の遊園地で、レジャー気分を満喫します☆
ひとしきり遊んでお腹が空いたら、すぐ横の屋上レストランへＧＯー！
私達が、お子様ランチや銀色の器に盛られた美味しいバニラアイスに舌鼓している間、
祖母は【サンドイッチ】を必ず注文し、コーヒーと一緒に食べていました。
綺麗なお皿に美しく盛り付けられているサンドイッチは、なんだか「大人の食べ物」と言う感じがして、憧れの食べ物でした。
またよくロッテリアにも行ったのですが、そこでも祖母は決まって【イタリアンホット】を注文していました。
普通、この年代の方はお米がお好きな方が多いのでは・・・と勝手の想像しているのですが、祖母のパン好きは半端なかったのです。
たまに、祖母の家に泊まりに行っていたのですが、その時の朝御飯が楽しみで、楽しみで。
私の憧れの、サンドイッチを作ってくれるんです♪
挟む具はいつもきまっていて、きゅうりとロースハムのみなのでした。
そのシンプルな味がとってもいいんです。
私の母は、何故かサンドイッチをほとんど作ってくれなかったような・・・多分あんまりお好みではないのでしょう。 なので、私も余計に食べたかったのだと思います。
何だか無性にあの味が恋しくなって、今朝の朝食で作ってみました。
ハムエッグも、祖母がよく作ってくれました。 上に必ずこしょうがふってあるんです。
ケチャップではないんですよね～これがこだわりだったのでしょうね、きっと(〃∇〃)
そして、サンドイッチ用のパンではなく、６枚切りのみみを落として使うのも、祖母のこだわりでしょう。
そのみみは、油でカラリと揚げ、砂糖をたっぷりふっておやつにでてきていました。
もちろん、うちの今日のおやつも、「みみかりんとう」ですよ～♪
素朴だけど、とっても懐かしい祖母との思い出の味を噛みしめました≧(´▽｀)≦
