紅く染まる空 / 久我壱流

始まりは全部 終わりへと繋がってる
ならば 経過刻み込まないなら
意味ない 儚い音楽

花には水を 悪には刃を
君には僕を 預けらねるかな

紅く染まる空から 走り出した都会の風
揺らめいた榛が 夢幻の中にいる
ささめく輩が 泣き出す星の彼方へ
流れてた明け暮れが 今は戻らないこと 分かった

側に居てくれと 頼んだ君の あの瞳が
今も 懐かしく蘇る
温かい 切ない片時

夜には月を 過去には涙を
僕には君を 助けられるかな

重なり合う灯りが 響き渡る羽に乗って
戸惑った野良猫は 住処に還ってゆく
怖れずに生きれば 飛び立っ時の狭間へ
償えない躓きは 今は背かないこと 誓った

心の扉の鈴なり 意識の上辺を壊す闇
祈りを捧げよ 不義までも
悪夢を見る頃 原っばに誘った
遠くの棄てた取付きに 赦しを授けようとしてでも
未熟ゆえの 不届き者さ 浅はかな願い

そねでも君を 僕には君を 助けられるかな

紅く染まる空から 走り出した都会の風
揺らめいた榛が 夢幻の中にいる
ささめく輩が 泣き出す星の彼方へ
流れてた明け暮れが 既に戻らないが

重なり合う灯りが 響き渡る羽に乗って
戸惑った野良猫は 住処に還ってゆく
怖れずに生きれば 飛び立っ時の狭間へ
償えない躓きは 今は背かないこと 誓った

誓った