劇場版を観ていた時

息子から電話が掛かってきて

でも出れないので一旦電源を落として

終了後にスマホを見たら

「車がパンクしてる」

とのメッセージが

 

「マジか!」

と即電話したら

「もうどう対処するかお父さんと決めたから

大丈夫やで」と

 

駅まで迎えに行けるかどうかわからんから

一応連絡しといた、と

 

友達はすぐに帰った方がいいんじゃないの?

と言ってくれたけど

電話の声で落ち着いているのを確認できたので

「大丈夫、大丈夫」と

そのまま予定を続行する私笑

 

結局、応急処置も効かないので

1本だけスタッドレスに履き替えて

その場をしのぐという方法を取ったらしく

夕方も駅まで迎えに来てくれました

 

旦那ですらやった事のないタイヤ交換

18歳の免許取りたての男子が

一人でジャッキアップして

3時間くらいかけて奮闘したと聞いて

 

「あんた、めっちゃ凄いな…」

とかなり尊敬しました

 

私やったら絶対無理

 

息子も

「俺も自分でようやったと思うわ」

とニコニコしてましたが

 

小さい時から手が掛かり

成績もずっと低空飛行で

将来大丈夫かよ、お前…

とずっと思って育てて来たのですが

 

「ああ、こいつは生きていける」

と実感した出来事です

 

学校の成績が良くても

電話一つまともに取れない新人を見て来た私にとって

息子は生きるのに必要なものを

ちゃんと身につけてるのだな、と

他人事みたいに思いました

 

あ、私は何にもしてないですよ

少々突き放し気味に

「私はあんたの面倒を一生見れるわけではない

だから自分でなんとかできるようになれ」

と言い続けただけで

(丸投げともいう)

 

彼自身が好きな事を究めることに対して

反対も否定もしなかった

という部分は私も意識していたかもしれないですが

別に何にも教えてないし与えてません

 

ヤツが勝手に身につけていった能力です笑

 

高校を卒業してから

著しい成長を見せてくれるようになった息子

 

学校とは

集団生活とは

 

を常に疑問符で見ていた私にとって

「みんなと同じはつまらない」

と考える息子が

当たり前が当たり前でなくなっていく世の中で

実は意外と打たれ強いんじゃないかと

思えるようになりました

 

私よりもまだ輪をかけて

変人でワールドを持っている息子なので

案外飄々とふわふわと生きていけるのかもしれません