過去に何らかの栄光がある人は

それを糧にどんどん前に進むのか

それにこだわってずっと過去を振り返るのか

そこで人生が変わってくるんじゃないかと

思うのですが

 

よく

「タイムマシンがあったらどこへ遡りたいか」

という質問をされたことがあって

幾ら考えても

私には帰りたい地点がなかったので

「嫌だ、乗らない」

と答えて呆れられていました

 

例えば子供時代の楽しかった時とか

学生時代のバカ騒ぎしていた時とか

社会人として成果を上げた時とか

めっちゃモテた時とか

何気に自慢できる功績を上げた時とか

 

そういうのを答える人が多かった中で

私は過去をずっと振り返っても

「ないなぁ、全然ないなぁ」

とずっと唸っていたんです

 

子供時代なんてしんどいことばっかりで

もう二度と学校に行きたくないし

社会人として淡々と仕事をこなすことはあっても

注目されるようなデカい成果があるわけじゃない

モテたこともなければ

自慢できる功績もなくて

 

いや、どこもないです

と常に答えていました

 

過去がいらないとは思わないし

もちろんコツコツ頑張って取得した資格もあるし

仕事だってそれなりにやってきたけど

でもそれは過ぎたことで

そこへ戻ったところで何もないんですよね

 

じゃあ未来が見たいかと言われたら

それほど見たいとも思わなくて

若い頃将来が不安でしかなかった時には

ちょっとのぞいてみたいと思ったこともありましたが

基本的には知らない方がいいだろうと

思っていました

 

なのでタイムマシンはいらないです笑

 

でも過去にしがみついて

前に全然進めない人を見る度に

自分があまりそういうところにこだわらない

ただ前に進むだけの人間で

よかったかもしれないと思うことがあります

 

あの時はよかった

あの時に帰りたい

 

そんな事をうわごとのように

口癖のように言う人は

現状に不満ばかりを漏らして

全然前に進もうとしない

 

見ていてため息が出るほど

 

今、新しく頑張って何かを得ればいいんじゃないのかと

私は思ったりするんですが

 

大きな功績とか

かなりいい思い出がある人ほど

目の前を見るのを嫌がるなぁと

いつも思います

 

過去に功績がある人は

素晴らしいと思います

それが実力かそうじゃないかは置いといても

「あの時、こんなことがあって」

と言える人は凄いです

 

若い頃のモテ自慢をする人も

よかったねぇと思うくらいなんですが

「現在」がそうじゃないから

過去の話を引っ張り出して

自慢するんですよね、と思う気持ちもあるから

ほどほどにしておいて

今を見れば?と思うことも度々あって

 

私は刹那的とかじゃなくて

今この瞬間が毎回勝負なので

(己の弱さと常に戦っている)

 

自慢できる過去も

輝かしい未来もないですが

過去にしがみついて

前に進めなくなるよりは

ずっといいかなぁって思ったりしています

 

何よりもざっくりと

「こうなっていたらいいな」

という目標のようなものを据えて

そうなるように自分から道を選んでいく事

「気が付いたらそうなってたわ」

と言える自分になっていたいな、とは

常に思っています

 

特別な努力もしたことないですが

結婚して子供を産んで…

という漠然とした希望は叶ってますから

選び取る方向がそれほど大きくずれてなかったから

過去に戻りたいと思うこともないのかもしれません

 

まぁ私が性格的に

極度のめんどくさがりなので

人生を生き直すなんていう

丁寧な事ができるわけないやん

ってことなんですけどね