子育てっていつが終わりか…

就職か成人か結婚か

その終点はそれぞれ設定があると思いますが

結果発表はなかなか出来ない事でもあって

正解か不正解かは

何十年も先に明らかになるというものでもあります

 

うちは息子が第一子なのですが

胎動も少なくて

悪阻も酷く

生まれる時も前期破水するわ

なかなか生まれて来ないわ

黄疸で光線治療するわ

泣き止まないわ

寝ないわで

とにかくずっとしんどい子でした

 

小さい頃も手がかかる子で

とにかくずっと振り回されていた印象です

 

だけど小学校での担任はとてもいい先生ばかりで

変わり者の息子のいいところを見つけては

よく褒めて下さる方ばかりでした

 

1年生の時ですが

消防車の絵を描く時に

みんなは横から描いたのに対して

息子ただ一人だけ

真正面から描いてありました

 

「これ、いいんですかね」

と先生に言ったら

「私は凄くいいと思います!

みんなと同じじゃなくて視点を変えるというのは

彼のいいところです」

と言いきって下さって

凄く救われた気持ちになりました

 

そこからは息子の感性を否定しないというスタンスで

接してきました

「好きを否定しない」というのは

言うは易く行うは難しで

あまりにも周りと違い過ぎると

いいのかな、これでと

私自身も不安になることも多々あり

それでも「変わり者一直線」の息子の感性を

親だけは信じてやろうと思ってやってきました

 

今、専門学校へ通って

自分がやりたかった分野の勉強をしていますが

先日、先生の知り合いから

インターンのような感じでアルバイトしないかと

直接声がかかったそうです

 

学校主催のプレゼンで

企業の方々からの反応も上々だったらしく

「我が世の春」を満喫している様子

 

好きを貫くのも

言うは易く行うは難しで

途中で挫折したり

続ける事が困難になったりすることもありますが

彼は頑固一徹で

「好きを追いかける」ことに夢中です

 

最終的に就職先が決まるまでは

どうなるかわからないですが

彼が自分の力でお金を稼ぎ

ご飯を食べ、家賃を払い、

水道光熱費を滞らせず

好きな車を買って楽しむ人生になれば

私の子育ては「概ね正解」という答え合わせが

出来るのかな、とふと考えたりしました

 

その中には

結婚とか育児は入れてません

それこそ

そこには何の価値観もないからです

 

彼が結婚しようとしまいと

私には特に関係がないことで

 

自分の仕事を全うし

生活をする能力さえあれば

それで十分じゃないか、と思います

 

息子を産んだ後

いろんな人から

どんな子に育ってほしいかとか

将来孫を見れるといいねとか

そういう「一般論」をたくさん言われましたが

私自身はそれに納得できず

 

さて、子育ての最終目標は

どこへ設定すべきなのか

と考えながら日々暮らしていました

 

息子が幼稚園に入る頃

ああ、そうだ

この子が一人でお金を稼ぎ

生きていけるようになれば

私の責任はある程度果たせたと言えるな

と考えてから

彼が就職するまでを目標に設定しています

 

結婚しても息子の世話を焼きたがる人もいると

世間ではよく聞きますが

冗談じゃない

 

なんで成人した息子の世話を

私がしなきゃならんのか笑

 

一人で生活できない人間は

結婚したって結局奥さんに依存するだけで

いつまでも自立できない

 

だから結婚するしないに関わらず

就職したら一人暮らしをして

自分の身の回りくらいは自分でするようになれと

いつも言っています

 

私も早く解放されたい

 

来年、成人式を迎える息子が

自分の居場所を見つけて

精一杯頑張って生きていく姿を

見せてもらえたら

私の肩の荷は下りるのかなと

思ってます