昨日行われたアジア選手権準決勝、日本対韓国戦は、3対2で日本が勝利を収めた。


1番水谷は、徐賢徳(世界ランキング28位)に3ー1で勝つ。徐賢徳は、中国の許シンにも勝っている左に強い選手だが、1ゲーム目の接戦をものにしたのが大きかった。


2番は、丹羽対金珉鉐(世界ランキング30位)。過去一度も勝ったことない選手のようで、丹羽のサービスもレシーブのチキータも狙い打ちをされ、全く歯が立たず、0-3で負け。


3番は、松平健太対鄭栄植(世界ランキング103位)。鄭栄植は、2011世界選手権オランダ大会で、金珉鉐と組んだダブルスで3位に入っている。一時は世界ランキング34位までいた選手で弱くはない。1-1で向かえた第3ゲームの接戦の中盤で、松平が2本サービスミスをしたのが痛かった。バックハンドのラリーが得意な松平だが、凡ミスが多く、逆に相手にバックに攻められることが多かった。松平はフォアハンドが良くなったが、その分、持ち前の速さがなくなってきた。


4番は、水谷対金珉鉐は、金珉鉐はサービスから3球目、レシーブから一発で打ち抜くボールに威力があり、第1ゲームをそのパターンで取った。2ゲーム目からは、水谷はストップを混ぜて、相手を前後に動かしてミスを誘った。最終ゲームの5-5で、金珉鉐がチャンスボールをミス、6-5からのラリーも水谷が10本近くロビングでしのいだボールを相手がミスをして、7-5。結局このポイントが大きく、そのまま水谷が3-2で金珉鉐を破った。


ラストは、丹羽対徐賢徳。過去勝ったことない相手のようだが、2-0でリードをする。しかし、2-2に追いつかれる。最終ゲームは前半からリードをして、そのまま丹羽が勝ちを収めた。丹羽の下回転のサービスが良く効いていた。しかし、先に打たれるまだ弱い。チキータだけではなく、ストップレシーブなど、レシーブのバリエーションが増えるともっと勝つと思う。


これで、日本は決勝で19時(日本時間20時)から中国と対戦をする。

どんな戦い方をするのか楽しみである。

特に水谷は戦い方を思い切って変えて欲しい。中国選手のチキータをすべて狙い打つことや、レシーブからは積極的にフリックを使って行って欲しいと思う。



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