昨日行われたアジア卓球選手権の決勝は、中国が日本を3対0で破り優勝をした。


1番の丹羽対張継科は、1ゲームを11-9で丹羽がものにしたが、2ゲーム目を接戦で落としたのが痛く、1対3で敗れた。丹羽は張に敗れはしたが、技術的な部分では、張に引けを取らなかった。張の方が、若干丹羽よりも大事なところでのミスが少ないことと、両ハンドに威力がある。しかし、丹羽の卓球のスケールが大きくなれば中国に勝つと思う。


2番は水谷対馬琳。水谷にとってはやりやすい相手だったが、結果は0対3で負け。すべてのゲームを接戦で落とした。ゲームの終盤になると水谷のフォア前にサービスが集められて、3球目で打たれることが多かった。第3ゲームは6-0とリードをしたが、そこから追い上げられた時に、集中力が切れてしまった。自分もそのような事は多くあったのだが、中国選手に勝つためには、戦術的なものも大切だが、中国選手以上の気力がなければ勝てない。残念。


3番は、松平健太対馬龍。松平も良いゲームをしたが、ゲームを取ることができなかった。得意のバックハンドでのミスが以前よりも多い。


客観的に見て、中国に勝つには、技術的なものよりも、ベンチでの雰囲気であったり、フィジカルの強さなどかもしれない。技術的なものは日本の選手の方が上だと思う。

来月末の世界選手権では、中国にリベンジをしてほしい。



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