まずは料理家であり作家である辰巳さんの
凛とした佇まいに心打たれました。
そして、
辰巳さんの
ゆっくりと静かで、
けれど力強く厳しく、
それでいて
慈愛にみちた語り口と、
芸術を感じてしまうような言葉の運び。
御年88歳になろうとしておられる方とは
思えない身のこなし。
軽やかな感性と、
奥ゆかしさと一体となっている知性。
それだけでも十分すぎるほど
魅力的な辰巳さんなのですが、
私が一番感銘を受けたのは、
宇宙や地球、土とともに
生きていらっしゃるお姿でした。
魂が揺さぶられるような
ショックを覚えました。
食べものを通じて、これほどまでに
いのちに向かい合っておられる方に
私はお目にかかったことがないと思います。
料理家というより、
なんというか、
実践的哲学者という感じがします。
80歳で始められた、
小学生に伝えていらっしゃる
「大豆100粒運動」が、
8年間で300校に広がったそうです。
ただただ尊敬します。
それと同時に、
勇気をいただきました。
呼吸大学の未来の
ヒントになることがたくさんありました。
この映画は、
ひとりでも多くの方に観て感じていただきたいです。
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