詩・お彼岸の日(秋分の日) | 紙は神と勝利  『文学&音楽&工作&料理』

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♪♪♪詩・お彼岸の日(秋分の日)♪♪♪

     創作詩 足引掛割 作品集より


昨日のこと 先祖と言っても

僕の 亡くなった父親を入れて4人だけではあるが

仏壇に向かい ロウソクと線香と明かりを点けて

先祖供養のために 正座して 祈りを捧げた。


どうぞ 安らかにお眠りくださいと

どうぞ 僕達の心配などはしなくても良いですよと

どうぞ 貴方達の追善供養のために


深くマブタを閉じて瞑想をしてから

薄目を開けて ロウソクのユラユラとした明かりを見た

なんて素適な世界が広がっているのだろう


うるんだ瞳に映し出される『万華鏡』 の世界


それも唯一色だけの『万華鏡』の世界が

自身の瞳の開け具合により

様々な 模様が 様々に変化して

この世の物とも 想えない

世界が 広がっている


僕に気付かせてくれた

お彼岸の日の一瞬の

素晴らしい『万華鏡』の世界


僕に気付かせてくれた

お彼岸の日の一時の

素晴らしい灯火一色だけの

『万華鏡』の世界


ただヒタスラにフワリ 

フワリと揺れる灯火


風も無いのに

揺れる灯火(ともしび)