「このはは先生はいつも一生懸命働いてるね〜」
昨日保育にておやつの片付けをしていると、いつも手伝ってくれる5歳女児がそう言ってくれました。
いや、片付けと言ってもたくさんの園児が手伝ってくれて、およそ私は指揮官なんだけどね、5歳児はそう言ってくれたんです。
ちっちゃなこの子の生意気な言葉に大笑いしたんだけどね、ずーっと心が暖かなんですよ。
頑張ってるんだな〜、私。。って。
もっと頑張れるな〜ってね。

そんなこと考えながら、土曜朝に放送している「しまじろう」を見ていたら
「ハチドリのひとしずく」ってお話が流れました。
こんなお話↓
山火事に遭い山から逃げる動物たち
そんな中、一羽のハチドリだけは懸命に一雫の水を山に運んで消火に励む。
他の動物たちは無駄だからやめろと言うけれど
ハチドリはやめることをしない…
「見ているだけでは火事は止まない
  私は私のできることをしているだけ」
はじめに話しした5歳女児のような発言は「小さな一雫」に感じました。
『保育園は穏やかで安らげる場所であること』
これを保育の目標だとした時
この小さな一雫は小さいながらも大人に影響を与えて大人の心が潤う。
そうなると、大人は園児に穏やかに…冷静に…楽しく対応できるんじゃないかな。

園児一人一人、それぞれ違う「一雫」を持っていて、それぞれの形で発信しているのかもしれない。
大人がそれを聞き逃してしまったり、意味のない言葉・無駄な言葉にしているのかもしれないな。

「忙しい」は心を亡くすと書きます。
「忙しい忙しい」と自分に呪文をかけず、周囲からの『小さな一雫』を取り逃さないようにしたいなと思いました。