閑話休題。
既に昨年の話になりますが、こんなニュースがありました。
障害者総合支援法など8法の一括改正法が12月10日、参議院本会議で与党などの賛成多数で可決された。障害者の住まいや働き方の幅を広げることが柱。精神保健福祉法の改正事項も含め、都道府県・市町村の力量に委ねるものが多く、改正事項が適切に運用されるか不安視する声が相次いだ。8日の参院厚生労働委員会では35項目の付帯決議が付いた。施行は一部を除き2024年4月1日。
ぶっちゃけ、障害当事者、家族、福祉サービス関係者、自治体の担当者等々以外の方々には、あまり関係なく、興味もないことでありましょう。
厚生労働省が16ページの「概要」を出しているのですが、その1ページ目はこんなことになってます。
うん、字ばっか。
差し当たり、今、ウチ的に関係のあるのは「1.障害者等の地域生活の支援体制の充実」ということになりますかね。
2ページ目は、全体のイメージ図。なので多少分かりやすい。ような気がします。
ともあれ、詳細は、皆さんそれぞれ興味と必要に応じて見ていただくとして。
ここでは「1」だけを。
う〜ん、つまるところ、グループホームとしての支援はグループホーム内に留まりませんよ、ということになりますでしょうか。
「本人・家族等の支援に向けた体制整備のイメージ」の、この矢印がなあ・・・
関係者各々の役割分担、連携が、この図のように、絵に描いたようにすっきり上手くいくものであれば苦労はないよ、って感じです。
それこそ人にもよるだろうし、相性もあるだろうし。
場合によっちゃ、それこそ「精神保健」上良くないよ、ってことも多々起きるわけでして。
「概要」原資料はこちらです。
*障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律案(令和4年10月26日提出)概要[PDF形式:4,514KB]
ところで、この改正案可決に当たっては、衆議院(三十項目)参議院(三十五項目)それぞれ付帯決議がなされまして。
その「一」は両院共通、こんなことが書かれています。
グループホームにおける一人暮らし等に向けた支援の実施に当たっては、福祉からの卒業として一人暮らし等への過度な誘導につながらないよう、新たなグループホームの類型の創設については丁寧に検討し、本人の意思を尊重して個別に必要な支援が適切に提供されるようにすること。
*障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(令和4年12月8日)(PDF)
これは・・・「福祉からの卒業」なんて言い方をする人がいるってこと?
ひょっとして V3 さん、誰かに「いずれグループホームは卒業しないとね」みたいなことを言われたのかな。
でも、
「卒業して、どうするの?」
って聞いたら、
「ウチ(実家)に帰ります」
と答えるしで。
いやいや、それ(福祉からの)「卒業」と違うんじゃ・・・あれ、やっぱりそれで良いのか?
う〜ん、ま、どっちでもいっか。
ちなみに、同じ法改正の就労関係については、こちらの解説が分かりやすいです。
最後に、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律案」の議案要旨(参院厚生労働委員会)、提出法律案、成立法律については、こちらからアクセスできます。
暦72候、水泉動から雉始雊へ。
庭の水仙。
NHK大河ドラマ「どうする家康」始まりました。
で、ご当地なもんで、様々な企画が。
これは、そのひとつ。
三河・遠州 家康街道
岡崎〜東三河〜浜松は「徳川家康公」が激動の青壮年期を過ごした地域であり、家康公にまつわるスポットが数多く点在。
家康公の名の下、県や市町村の垣根を超えて、史跡、寺社、城郭、伝統、逸話、食文化などの魅力をつなげていくプロジェクトを「三河・遠州 家康街道」と名付けました。
1月中はスタンプラリーもあり。遊びに来てね。