本田宗一郎ものづくり伝承館、ちいさな図書館ほんだ、信康の城・二俣城址。
前回記事「『月まで三キロ』まで52キロ」・・・
・・・の続き。
浜松市天竜区(旧天竜市、さらに以前は二俣町)は、知る人ぞ知る Honda(本田技研)発祥の地です。
ということで。
Daddy さん的には当然、Mommy & V3 的には「へ?」くらいのもんですが、秋野不矩美術館から、さらにフラフラと「本田宗一郎ものづくり伝承館」へ。
建物は、かつて市庁舎だったそうです。
中は、こんな様子。なるほど、Hondaです。
レトロなやつも。
でもって、ASIMOくん。なるほど、Hondaです。
ミュージアムショップがかなり充実していまして(この写真はサイトから)。
ついつい買ってしまったもの(危うくプラモデルも行きそうだったけど、それは思い止まりました)。
で、Daddy さん、満足、満足。
だったんだけれども、伝承館の“離れ”みたいな位置付けらしい「ちいさな図書館 ほんだ」というところに、Mommy が吸い寄せられまして。
豊橋の人間が天竜の本を借りる、というわけにもなあ・・・などと思いながら本棚を物色していると・・・
Mommy & V3 が、何やら工作を始めているではないですか。
どうやら、ボランティアさんのお誘いに抗しきれなかったようで。
というか、V3 が、いつもの軽い調子で「やってみたーい」とか言ってしまったのだけれども。
で、作っているのは、えーと、人形栞?
ちなみに、棚の一部が、う〜ん、個人用の貸しスペース(?)にもなっていて、本以外にも、何か、色々置いてありました。
たまたまですが、こんなブログを見つけたりして。
夫の実家近くに、一棚オーナー制の図書スペースができ、義母も一棚持っているんですが、そこに私の刺繍作品も飾らせてもらっています。
他にも、天竜区在住の坂井一則さんという詩人の棚がありました。
こちらは「ご自由にお持ちください」とのことでしたし、せっかくなんで、1冊いただいてきました。
挟んで持ち帰った栞。左が Mommy、右が V3 の作品。
何か、これまた思わぬところで、けっこう楽しんでしまったのだけれども。
後で Mommy が語ったところによると「ボランティアさんがね、マスクなしで!(←これ重要)にこやかに招いていたので、ついうっかり入っちゃったんだよね」ということでした。
それでか!
で、城跡ときたら行かずにいられない Daddy さん、ダメ押しの二俣城。
徳川家康の嫡男、信康が切腹させられた城です。天守台の他、堀切等の遺構がありますが、建物はありません。
既に力尽きた Mommy は車で待機(というか、ちょっと寝)ということで。
一人、天守台に立つ V3 です。
そして1週間後の作品は「隠れ家」でした。
庭の躑躅。白も咲きまして、かなり賑やかになってきました。
蝶々が・・・
こちらは、灯台躑躅。
詩集『そこそこ』から、「あなたに」の一節。
空
わたしが空を好きなように
あなたもまた空が好きならばいい
人はだれしも風に吹かれて舞い踊る雪花
のようなものだから
吹かれ吹かれて漂うならば
どこまでも空の高みに登りたい
冬の間地上を真上に埋め尽くした雪たちが
春には空に帰っていくように
元素になったわたしたちが
帰る先は深い地底より空の上がいいから
わたしが空にあこがれるように
あなたもまた空をあこがれてくれたらいい