病院好きな祖母、嫌いな母、為されるままの V3。
とある土曜日の深夜。
家の固定電話に叩き起こされまして。
何でも、グランマ(Mommy の母)が「何か急に気持ち悪くて」自分で救急車を呼び、ところが、病院に着くまでに、何をしたわけでもないのに回復してしまい、病院としても何をするでもなく、もう帰って良いですよと袖にされ・・・
それでも、タクシーで一人帰すのはどうかとなり、足(搬送者)として急遽娘が招集されたというね。
そして、帰宅したらしたで「もうこんな時間だし、心配だから泊まっていきなさい」などと言い出す始末。「だったら呼び出さないでよ」と反応し、ささっと(それでも未明へと突入してましたが)帰ってきたという。
まあ、齢も齢だし、いろんなことが起きるのでしょうけれども。
ちなみに、Mommy が病院へ迎えに行き、建屋に入った途端「マスクしてください」の洗礼を受け、若干引いた、なんて余話もあったり。
それにしても、一体、何だったのでしょう。
後日、グランマが掛かり付け医でカクカクシカジカと伝えたところ「う〜ん、その症状を抑える薬も出しているはず」という話で。
帰宅して確認してみると、なるほど、薬があるではないですか。
どうやら、本来、5種類6粒を飲まなければならないところを、4種類5粒しか飲んでなかった、ということのようでした。
うわっ、迷惑。
色々諸々、迷惑。
そこで救急車1台使ってたせいで、誰かの救急搬送が間に合わず命を落とした、なんてことになってたらどうすんだ、です。
「ホント、ソレ」と、Mommy も大層ご立腹でした。
「これだから病院好きは困る」とか、行き掛けの駄賃みたいな愚痴まで吐いたりで。
病院嫌いの Mommy としては、その辺り、何としても押さえておきたいところだったのでしょう。
寝不足の日曜日という実害もあったわけだし。
話変わって、とある水曜日。
V3 さんの定期検診がありまして。
さすがに小児科は卒業。心臓血管外科で、でも、やることは変わらず。と思ったら、もう体格がそう変わるわけでもないし、とかで、胸部レントゲンはなし。
「ECG12(心電図)」と「心臓超音波検査(心臓超音波検査・経胸壁心エコー)」のセットでした。
小学2年生の時に「大動脈弁上狭窄」治療のため胸部開腹手術を経験した V3 ですが、その後、不都合な真実は何もなく、行動制限も一切ありません。
ということで、また来年の予約も終了。
誰の、何の、と聞かれると困ってしまいますが、とにかく、お陰様です。
V3 さん自身、さすがに慣れたもので、ほぼ、為されるがままだったようです。
どういう流れなのか、血圧も測ったそうで。
最高「100 」。最低「60」。爽快。
そんな彼女の姿勢は、好きと嫌いの間、中庸の精神ということにでもしておきましょうか。
ということで、今週の(描き置き)作品、「不思議な化石、かな?」です。
う、う〜ん・・・アンモナイト?
さらに後日、救急搬送された病院へ、Mommy が、それでも発生した診察料の支払いに付き添って行った時のこと。
一応マスクを着けていたものの、受付さんに「鼻までしっかり覆ってください」と指摘されたそうで。
「お金払うだけなんだから、私、喋らんよ」
「喋るとしても、一言、二言だよ」
「そんなんで、何か伝染るんですか」
「私、そんなにヤバいものを吐き出しているんですか」
「だから病院嫌い」
と、そんな具合に、ご帰宅時の Mommy、ブルーが濃縮され、ほぼブラックになってました。
あー、マスクなー、ホント、信じる人は救われるんでしょーけれども。
そりゃ極々猛烈僅かばかり、マスク着用による感染予防効果もあるにはあるのでしょう。けれどそれよりも、身体的、社会的弊害の方がはるかに大きいと指摘する人も、少なからずいますからね。
ごめんなさい。
Daddy さんとしては、もはや猿轡にしか見えません。
いろんな意味で。