お正月にスマホが欲しそうなことを言っていたらしいおじいちゃん(舅)
ちょっと前に山奥で単独事故を起こして、
ケータイ電話もなく、近くに公衆電話もなく、連絡が付くまでにすごく大変だったとのこと。
夫の父親なので、超が付く人見知り、
通る車を停めて連絡を頼むことなど出来る人ではありません。
通り過ぎる車だって、今時みんなケータイを持っているだろうとあちらから声をかけてくれる人なんてそうそう居ませんしね。
おじいちゃんは向こうから声をかけられれば応えることは出来るけれど、
自分から見ず知らずの人に声をかけることはほぼ出来ません。
それもあって(それを理由に)
話題のスマホを持ちたいらしかったのですが、
お正月には夫だけ行っていたので、
おじいちゃんが色々聞いてきても夫は全くと言って答えられず、
月々いくらになるのか、どんなことが出来るのか、
どんなことが良いのかなんて夫もさっぱり。
自分でさえ嫁から、
iPhoneは老眼で無理だと言われ、
iPadも使いこなせていないのに、じーさんが何でスマホを持ちたがるのか?って、
夫の中にはそんな気持ちもあるようで、
年寄りの冷や水だと思ってるんですね~。
昨年限りで米作りを引退したおじいちゃん、
私は挑戦したいと思う気持ちは尊重してあげたいんだけどなぁ。
どうせ夫の実家は、兄と姉の事情で、
財産を残してたって私たちには一銭も入らないんだから、
だったらおじいちゃんがイキイキするために使った方がいいと思うんですけどね。
欲しくても、
知らない人が知らない言葉(スマホの)を喋るお店にひとりで行く勇気はなく、
夫から「スマホ買ってきてあげようか?」と言うのを待って居るように思えるんだけど。
とりあえずスマホは無理でも、
私たちとしてはGPS機能の付いたらくらくフォンみたいなものくらいはもって居て欲しいと思うので、
こちらからスマホは無理だと頭ごなしに言うよりも、
本人に決めさせるために私のiPhoneをちょっと使わせて説明してみようかと思ったら、
月に6千円もかかることを義姉から怒られたのか、
「もう要らん、家から出らんようにする」と。
あーあ、出たよ!
夫の家系の悪いとこ、
自分がわからないことをわからないと言えずに背中を向けてしまう。
そうしてどんどん自分の世界を狭くして、浮世離れしてしまうんだな。
「米作りも辞めて、外にも出ないようになったらボケるよ~」
「かもなぁ。じいさんには子供用のおもちゃのスマホみたいなんでもいいんだけどな」
「おいっ」
もうちょっと早かったら、私が前に使っていたiPhone4を試しに使わせてみることも出来たのにね。
そんなワケで、iPhoneは無理だろうけれど、
頭の体操に我が家で眠ってるDSとソフトを持って行ってあげることにしました。