母の不得意なもの「叱る」
「怒る」が常の母。
感情を抑えきれず激怒の毎日です。
時には手を出すこともあります。
一人二役だからね…
厳しいです。
数週間前、
連日、くだらない、他愛もない、なんてことないことを理由に、喧嘩を繰り返す二人。
ほんとに仲が悪い。
仕事から帰って、
洗濯機まわして、
腰を下ろすこともなく夕飯作って、
片付けて、
たいすけ風呂入れて、
ほっとひと息…
ってとこで、また喧嘩勃発。
原因は忘れました。
あまりに虚しくて、激怒する気力なく、
冷静に叱りました。
長時間。
そんなに仲が悪いなら出て行きなさい。
別々に暮らせば仲良く出来るでしょ。
って話から初めて…
おまえらの喧嘩は、思いやりがないのが一番の原因。
どっちが先に何か言っただの言ってないだの…くだらなすぎる。
疲れてやっと休める時にそんな喧嘩を聞かされる人間の気持ちがわかるか?
なんにも手伝ってもらえないから全部一人でやる母の気持ち。
その傍らで毎日喧嘩。
喧嘩をするなら山積みの洗濯物をたたむ時間もあるだろ。
…なんて、母の愚痴を盛り込み。
互いに互いの気持ちを少しでも理解しなさい。
まかなへ伝えたことは…
ことねは、まかなが生まれてからずっと色んなことを我慢してる。
すっごく我慢してる。
まかなが生まれて何年か、ことねはまかなにやられてもやり返さなかったんだぞ。
我慢してた。
でも、ある時から、プッツンと我慢の糸が切れちゃったんだろな、
やり返すようになった。
それは、まかなの態度に耐えられなくなったからだと思うぞ。
ことねが手を出すようになったのは、
まかなの生意気な態度、言葉が一因なんだぞ。
ことねには…
まかなが生意気な態度なのは、ことねの言葉に原因がある。
まかなに対して、ことねはキツい。
たいすけには優しいのに、まかなには乱暴。
それを受けているから、まかなは更に反発する。
自分の態度がそうさせていることを理解しなさい。
と。
ことねは、「なんで自分だけこんなに我慢するんだ。なんで、まかなはあんなに好きなこと言って、好き勝手してるんだ」って、腹が立つし、羨ましいと思っているだろう。
まかなは、「なんで自分だけがいつも怒られるんだ。なんで、こっちゃんだけ褒められるんだ」って思っているだろう。
互いに「なんで?」がある。
それが兄弟なんだ。
一人っ子は自由でいい。
でも、家に帰って、兄弟がいるのは、心強いだろ。
ことねは1年生の時、毎日一人で待って、泣いている時もあった。
まかなはそれがない。
ことねがいるってことの有難さをわかりなさい。
ことねも、一人で待たなくなって寂しくなくなったはず。
そういう当たり前なことに感謝しなさい。
人間、相手の悪いとこばかり見えるもの。
だから敢えて、いいとこを探しなさい。
あとは、言葉遣いの悪さを直しなさい。
母の口の悪さを真似するな。
生まれ育って身に付いたものだから、母は直せない。
だからって、それがいいわけではない。
親だって完璧じゃない。
親のダメなところは見習うな。
母の言葉で、今まで傷ついたこと、たくさんあるでしょう。
自分が母に傷つけられたのと同じことは、人にしてはいけない。
【反面教師】にしなさい。
自分が嫌だと思ったことはやらないようにしなさい。
そして、
母は、他のお母さんみたいに優しく出来ない。
その代わりに、疲れてもなるべくちゃんとごはんは作ろうと思ってる。
お惣菜とかじゃなく、きちんと作ろうと心がけてる。
他の家みたいにたくさんお金はないから習い事もさせられないのを申し訳ないと思ってる。
だから、スイミングはしっかりやらせようと思ってる。上手くなっているのを見るのがすごく楽しい。
そうやって、皆がちょっとずつ思いやりを持っていかなきゃいけないんだ。
相手が今何を考えてるのか、
どう感じているのか、
考えていかなきゃいけないんだよ。
…と、1時間近く、
涙ながらに話しました。
これが叱るってことなんでしょう。
まかなには、その数日前にも「叱り」ました。
なんでもかんでも「だって」と反論するので、
「おまえは、全部、NOから入る。人が言ったことに対して「だって」と言い返す。
YESがない。
NOからじゃなくて、まずは、一旦受け入れてみなさい。
自分は間違ってたんじゃないか?って、他人の話をきちんと聞いてみなさい。
自分が全部正しいのではないんだよ。
『かもしれない』って気持ちの余裕を持ちなさい」
と。
こういう「説教」がジワジワ響いてくれるといいのだが。
人に説教をすると自分への戒めにもなります。
子供たちに言っているのは自分に当てはまることもあります。
自分のことは棚に上げて…
それが親です(笑)
そんな説教の後…
自分の態度を変えようと心がけるのはことね。
何も変わらないのはまかな。
典型的な長子と中間子なのでした。