この前、先輩継母さんとお話をしていて、
”継母が大変なのは、継子の生きていく道を決める頃”
という感想を聞いて、妙に納得してしまいました。
それまで気づいていなかったのですが、
そうだったのかもしれません。
長男(継子1)とは高校進学を機に離れる事が出来た、とはいえ、
次男(継子2)とは相変わらず一緒に生活をしています。
にも関わらず、次男が高校に合格した途端、
イライラする回数が減ったのです。
始めは、次男がしっかりしたからだ、と思っていました。
多少はそれもあるかもしれませんが、
大きく変わったのは、私の気持ちでした。
次男が高校に進学する事が決まってから、
私の心が穏やかになってきたな、と。
自分ではそんなに意識はしていなかったのですが、
”義務教育を終えるまでは責任がある”
と強く思っていたようでした。
だから、継子達の小学、中学時代、
それがどんなに小さな事であっても、
自分がどんなにつらくても、
執着を止められなかったのでした。
”親としての責任”
子を持つ親なら、誰でも思う事。
いろんな所で書かれていますが、
一般的に、親は子供を育てながら親として成長していきます。
ですが、初婚継母の場合は、突然親になったものだから、
親として成長していないのに、子供を育てていかねばならない。
(子供が子供を育てているようなもの)
ある程度経験があれば、
”子供ってそういうもの”と思う事ができるが、
経験を積んでいないものだから、
”そういうもの”がどのぐらいなのかが分からない。
”周囲のママ達の中に同じ境遇の人がいない”
”義家族には理解してもらえない”
”実家には心配をかけたくない”
そういう理由で精神的に孤立する場合が多い。
ただ分かっているのは、
”親としての責任を果たさないといけない事”
以前から書いていますが、
初婚継母になる人は真面目で責任感の強い人が多い。
そう書くと語弊がありますので、もっと突っ込んで書くと、
初婚継母になる人は真面目で責任感が強すぎる人が多い、です。
”過ぎる”のです。
”過ぎる”から、どれだけ周囲に反対されても、
反対を押し切ってバツイチ子持ちの男性と結婚できるのです。
(”私”がなんとかしないと、などと思う。)
そんな人が経験のない子育てをすると、ものすごく頑張る。
時には神経をすり減らしてまで頑張る。
確かに、”親としての責任”は果たさないといけないけれど、
もう少し、楽な気持ちで取り組めば良かったなと今は思います。
頑張りすぎなくとも、子供はそれなりに成長するもんだ。
とはいえ、経験しないと分からないものであり、
分からなくて不安になるから、余計に頑張っちゃうのもあると思う。
@kotorinosubako
継母業以外の日常は主にこちらでつぶやいています(毒吐き注意)
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