テレビのちから | 44才ガン科医の胸腺腫ガン漂流Operation!

テレビのちから

放送から1月ちょっと経ちますが、変わったのが毎日何人かの患者さんに先生テレビ見ましたよ!と言われる事です。。御高齢の患者さんが多い為かもしれませんが。。でも、がん患者さんも多いので、いっしょにがんばりましょう。と言っていただける患者さんもいて、嬉しかったです。でも、あの1分ぐらいの放送なのに、テレビのちからは凄いな。。と改めて思いました。


今日は午前中は外来をして、午後は神経内科を受診しました。神経症状は落ち着いているので、受診間隔が3ヶ月に伸びて嬉しかったです。さらにその後久し振りに小さな学会に行って来ました。先生の話が面白くて勉強になりました。そこでも何人かの先生に大丈夫?とか、仕事してるの?とか、テレビ見たよーと言われたのですが、まあ、今の元気な姿を見ていただいてよかったな。。と思っています。


といっても、まだこの前手術してから3ヶ月なんですよね。だんだんこの状態にも慣れてきているのかな。。と思います。ただ、どうしても、差し迫っている死の恐怖。。というか、5年生存率30パーセントという数字が頭から離れないのですが。。


おそらくこのもうすぐもしかしたら死んでしまうかもな。。という気持ちが無かったら、テレビには出なかったと思います。完全に顔も名前も出してますもんね。you tubeを使えばいつでも動画も見れますし。。


なんて言っていたら、少し暗くなってしまいました。来週月曜日にまた呼吸器外科でCTがあります。それで落ち着いていたら前向きな事も考えたいな。と思うのですが。