手術説明 | 44才ガン科医の胸腺腫ガン漂流Operation!

手術説明

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1. 病名 WideQRS頻拍(上室性頻拍or心室頻拍)
2.手術の名称と方法
高周波カテーテル焼却術(アブレーション)
電極カテーテルを心腔内に留置し、電気刺激を加え不整脈を誘発し、その原因となる心臓内異常部位を判定する。その部位に焼却用カテーテルを隣接させ、そこから高周波通電を施行し同部位を焼却、変性させる。3.効果と限界
不整脈の根治が可能であり、成功すれば薬物療法を必要としない。
成功率は95%前後である、成功しても再発の可能性は3%前後ある。
4.予想される合併症
心臓血管の損傷、刺す部位の出血、房室ブロック、脚ブロック、致死的不整脈、肺梗塞、脳梗塞などによる緊急処置、手術(0.5%)
重篤な後遺症を残す場合(脳梗塞による寝たきり状態等)(0.5%未満)
死亡(海外のデータでは0.3%、当院では無し)
5.治療予定
8月21日午前8時半より。3時間から4時間予定。術後安静6時間。