12月19日 放射線科受診 | 44才ガン科医の胸腺腫ガン漂流Operation!

12月19日 放射線科受診

さて。。。ようやく待ちに待った?放射線科の受診が一昨日19日にありました。もしまた入院になったら、この忙しい年末大変だな。。でも、治療していただけるならそれもいいのかな。。など思いながら、11時まで外来をして、病院に向かいました。
そして、前回呼吸器外科でとった胸部CTを放射線科の診ていただくと。。(また、今はちょっと昔?と違って、CDROMなので、読み込みに時間がかかるんですよね。。持ち歩く量は小さいので有難いですが。。その間に身の上話。に花が咲きました。。)

 「確かに、右横隔膜面に2つ大きめの影がありますねー。」と、呼吸器外科の先生に教えて頂いたところを見つけてもらったのですが、
 「じゃあ、そこは、放射線治療の適応はあるんですか?」
思わず話をさえぎって聞いてしまったところ、
 「でも、よく見ると、ほら、ほら、ほら、。。」というように、もっと小さな病変なのですが、さらに10ヶ所近く、小さな病変の影があることを教えていただきました。その時点で、ううっ、と言葉に詰まっていたのですが、さらに、
 「これだけ沢山の場所に再発の結節影がありますから、放射線治療をするとしたら、かなり広い範囲に沢山の量をかけなくてはいけないし、胸腔の一番下で肝臓や腎臓に近いところなので、そこが受けるダメージを考えると、よほど大きくならない限り、そのままにしていくほうがいいと思います。。
 
 と言うわけで、腫瘍はありますが、しばらく経過観察。ということになりました。
 でも、やはり不安なので、「ほっといたら、反対側の胸腔に転移とか、遠隔転移とか、また以前のように脳炎のようなほかの症状が出て、手遅れ。。見たいなことにはならないでしょうか。。」と聞いちゃいました。
 そうすると、先生は、「まあ、もちろんそのリスクはありますが、胸腺腫は他の腫瘍よりはそういう転移は起こしにくい腫瘍なので、現時点では様子見で。。」ということでした。

 やっぱり、もう治る。と言うことは無理なんですね。でも、まあ、治る事は期待していなかったのですが、手術は何回も出来ないと聞いているので、何かあったら放射線治療があるさ。。と思ってる身としては、放射線科の先生からも、それを否定された気がして、いつかもう何の治療も出来ない日が来るのかな。。なんて思うと、情けないのですが、帰りの病院の会計で待っている時に、自然に涙がこぼれてきました。。

 

でも、こうして、先生たちが頑張っていただいてるのも分かるし、自分の運命を受け止めて、生きていかなきゃと思っています。今年もあっという間にもう少しですね。今年も2月の手術、思いがけず8月の手術もあって、さらに今こんな状況ですが、何とか年は越せそうです。今日は少し早いのですが、うちで何人か友人を呼んでクリスマスパーティー!と言う感じなので、まあ、病気のことを忘れて飲もうかなって思います。(家内には、あんた飲み会のために生きてるようなもんだね。って言われちゃいましたが)