単に暇で、映画館で一番空いているのがこれだったから、期待しないで入ったが、これって大作なんですって?
確かにどえらく金がかかってるとは思ったけど、宮崎駿のパクリ映像。
おそらく原作がすごい大作なんだろうなあ。4巻あるって。
でも、もう、そいつを2時間そこらに詰め込んじゃおうとするから、しっちゃかめっちゃかで、もう、誰が主役なんだか、脇役なんだか、さっぱりわからん。
悪の総統みたいなおっさんも、その心情というか、何故に権力を求めるのか意味が分からん。
正直、構想が真面目だろうし、作ってるほうも本気だし、衣装賢明さが伝わるんだけど、もう、ごった煮状態になっていて、見ていて疲れてくる。
失敗作だと思う。
惜しいなあって思うのは、本当に上手に作れば、すごくいい映画なんだろうなあって思うこと。
しかし、美人の女優が顔に傷のある役で登場してヒロインだってのがびっくりした。
でもね、子供のころに愛情を知らずに育った娘。
そのさみしさ。
そいつは、すごくわかるような演出だと思った。
監督もスタッフもキャストもすごくまじめにやったと思う。それだけに、もったいないなあ、もう少し、こう、中身をシンプルにできなかったのかなあ、って思う。