遠く山形県にお住まいのY様より
ご注文を頂きました。

象牙製の「ひさご」をお持ちで、
根付の紐がちぎれてなくなっており、
ひさごが外れないように組み込んでとのご依頼です。

組み方は「笹浪組」、地色にエンジ、
差し色は薄い黄色を選ばれました。

私は帯締が専門で根付ひもは作ったことがありませんでしたし
大切なお品をお預かりして組み込むことに
少し戸惑いがありましたが、お受けすることになりました。

細く四つ組で2本組み、
それをひさごのくびれたところに
はずれないように留めて、
そこから本体部分になる分の糸を増やし
24玉で組上げています。

問題だったのは、最後の輪になるところです。
増やした糸を、今度は4分の1ぐらいに減らさねばなりません。
糸の始末をどうするか?
市販のもののように、ざっくり切って
接着剤で留める?
それには、ちょっと、、、かなり抵抗があったので
思案の末、くるくる巻き付ける事にしました。

$組紐屋みち丸の猫と着物と映画好きぃ~

いかがでしょう?
Y様が気に入ってくださっていれば良いのですが。
今回、頂いた根付紐のご注文で
いろいろ学ばせて頂き、また刺激を受けました。
ありがとうございました。


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