親しくいる雪の中に自分を見た 光に当たるところに棒が一本 影の下で伸びないものが笑う 上を見ようと降る雪は顔に届き あいつは大人になったと思う それでも変わらないと思う 手をつなぐことはなくなったが 今でもあいつはおれの知っているあいつだ どれだけ変わろうが言えることだ 哀れみの中に鼓動を持つなら あいつは笑顔で見てくれた 愛しさとは違う感情でおれは変わり 戻らぬ過去は美しく