おいおい・・・ まじか・・・ 日本でもかなり話題になっているらしいけど・・・。

 

 

コロナのせいで、日本人でも仕事を失って生活に困っている人がたくさんいるというのに、なんで外国人労働者をどんどん呼び込まないといけないのだろうか?

 

その理由は、

 

雇用主が時給を上げたくないから

低賃金で長時間労働してくれる労働者が必要だから

 

時給を上げれば、日本人でも働きたい人はたくさんいる。しかし、生活もおぼつかないような低賃金では、なかなか働き手はこない。だから、海外から労働者を連れて来たい、ってことなんだな。そういう雇用主の声を、岸田政権はしっかりと聞いて希望を実現するのだな。自分たちが今後も再選されるように。

 

でもね。これは、多くの日本人が気付いているように、日本の地獄の一丁目ですよ。

 

スウェーデンを始め、ヨーロッパではずっと前から外国人労働者を受け入れている。

そんな中で、色んな問題はやはり起きている。失業した外国系の子孫がギャング化して、あちこちで発砲事件を起こしているのが最近のスウェーデンのトレンド。

 

でも、全体的には外国系スウェーデン人と一緒に、社会はうまく回っていっていると思う。

ならそのうち、ほっとけば日本でも同じようになるのかな? というと、そうとも言えないんじゃないか。だって、現状では日本とスウェーデンには決定的な違いがあるから。

 

 

 

 

それはまず、スウェーデンでは、社会保障について、同じ労働者ならスウェーデン人も外国人労働者も差がないこと。

 

日本では同じ日本人でも、正社員と派遣社員には社会保障に差がある。

スウェーデンでは、失業保険とか健康保険とか年金とかを、すべて「税金」の名のもとにまるっと徴収される。だから働いて納税する人なら皆一律に同じ条件の下で保障が受けられる。(つまり、スウェーデンの「税金」は決して高くないのですよ)

 

そしてもうひとつ、日本では子供の教育に莫大な費用がかかるが、スウェーデンでは基本小学校から大学まで学費無料であること。

 

つまり、進学する、職業教育を受けるということが、親の経済状況に関わりなく、本人のやる気で決まるということ。

前にもここで紹介したことがあるが、アフガニスタン難民出身のホームドクター病院 とかも私の身近にいる。

 

 

教育が有料だと、低賃金を前提として雇われた外国人労働者が、低賃金であるがゆえに子供に高等教育を受けさせることができなくなる。そして低賃金労働が世代を連鎖していき、最終的には巨大な下層階級を作り上げる・・・ ということになりかねない。

外国人労働者が日本において無期限で就労する前提なら、この点は絶対に変えなくてはならないと思う。

 

日本において、上記の二点が今と変わらなかったら、どうなるか ・・・

 

そりゃー、南米やアフリカの某国みたいな、シン・シティになっても不思議はない。かつて高性能な電化製品や自動車を作り、秩序あり礼儀正しいとされた民族の国が、シン・シティ、って・・・。

 

 

 

 

岸田政権はほんと、今の得票のことばかりではなく、日本の将来をもっと長期的に見てほしいと思うんですよ。


 

(今日のスウェーデン写真)

 

ストックホルム市西部の、Vasastanから見た夕焼け。午後3時ごろ。