昨年から今年にかけて、こんな手紙を二回に渡っていただいた。↓
送り主は、近隣の街に住む、見ず知らずの女性。
XXXの証人のお方のようで、早く言えば勧誘のお手紙であった。
しかし、なんで私のところにこんな丁寧な手書きのお手紙が来たのだろうか。近所の人たちは誰もそんな手紙はもらっていないというのに。
スウェーデンでは国民全員、ある程度までの個人情報がネット上でさらされている。それをされていないのは、例えばDVの元夫からストーカーされているなど、警察で認められた特別な理由のある人たちだけである。
恐らくこのXXXの女性は、近隣に住む一人暮らしの人物をターゲットに手紙を書いてくるのではなかろうか。
私は住民登録上は今の住所に一人で住んでいることになっているから。
一人暮らしの人 → きっと寂しい人に違いない → 誰か親身になってくれる人と話したがっているのではないか → 話をしてあげると、この宗教に入信するかも
そんな感じで私が手紙の受取人にふさわしいと思われたのだろう。彼らはネット上の住民登録簿とにらめっこして、寂しそうな人を探しているのかな。ちなみに、こちらでは前年の納税金額も簡単に調べることができるので、私の収入がたいしたことないってことももう知っているのかな
寂しくて、貧乏で・・・ でも貧乏じゃお布施はとれないやんか 山上容疑者のお母さんぐらいは持ってないと。
専業主婦や、田舎から上京したばかりの大学生が、このようなカルト宗教に狙われやすいとはよく聞く話だ。
彼らは人との繋がりを求めている。そこに優しい言葉をかけてくれる仲間が現れたら、取り込まれ、何でも言うことを聞くかも知れない。
住民登録上は一人だが、私は別に寂しくはないし、話し相手に不自由もしていない。
と、この女性に伝えたいけれど、返事を書いたらやぶ蛇になりそうなので、放っておく。
今私はこんなことを言っているけれど、本当に苦しい出来事に遭遇した人は、どんな宗教にも頼らず、気をしっかり持って生きていくことができるだろうか。
でも、借金してまでお布施をしろとか、壺を買えとかいうカルト宗教にはハマりたくないものだ。
日本で占いが流行るのは、ひょっとしたらそういう悩み多き人の受け皿になっているのかもしれないな。
占いなんてバカバカしいと思う人もいるかもしれないけれど、そういう意味においてはいいカウンセリングになっているんじゃないかしら。
ただし、高額でパワーストーンとか除霊とか言い出したら、疑ってかからないといけないけどね。
(今日のスウェーデン写真)
金曜日に国会議事堂の近くを歩くと、いました、いました、環境問題のために座り込みをする若者たち。↓
この活動の創始者はグレタさんだったんだよなあ。彼女はもう座り込みなんかやっていない。どこに行ってしまったんだろうな、最近見かけないけれど。
ひょっとして、インフルエンサーとしてもう十分稼いだから・・・(以下省略)