国際ロマンス詐欺って、けっこう被害者がいるんだな。

フェイスブックやインスタグラムにて、突然見知らぬ外国人から話しかけられたら要注意だ。

 

 

私にも外国在住の日本人男性を語った人物から、片言のへんてこな日本語で友達申請されたことがある。でも、上記のYouTubeにあるような話を前々から聞いていたから、それらの不審人物はすぐにブロックし通報した。

 

ツイッター(今はXに改名したらしいが)では、若く美しい中国人女性からよくフォロー申請が来る。一日に何人からも来ることがある。しかし、自分がROM専門にしているツイッターに、知らない人から友達申請が来る道理がない。いつも即刻ブロックしている。

 

これらの人物と一言でも話してはいけない。素性の知れない人物でも、話をすれば、情が湧くというか、ひょっとして・・・ という気持ちにならないとも限らない。

 

私が子供の頃、よく読んでいた漫画の作者・井手ちかえ先生まで・・・ ↓

 

 

7500万円の被害なんてすんごい! さすが長いキャリアを持つ人気漫画家だわ・・・ って感心している場合ではない。

 

国際ロマンス詐欺の被害に遭うのは日本人だけではない。アメリカにはこんなYouTube番組がある ↓

 

ネット上で知り合った異性(時には同性)と恋仲になり、そのうち相手に予測できないトラブルが起きて、お金を送金してほしいと無心されるようになる。その理由は様々だ・・・ 紛争地域で捕虜になったり、会社が倒産しそうになったり、第三国で足止めをくらって旅費が尽きたり・・・。その頃には、二人の関係はすっかり出来上がっている(ネット上だけだが)なので彼らは、言われるままにどんどん送金するほど洗脳されてしまっているのだ。

 

ネット上ではしょっちゅうやり取りをしているとはいえ、会ったこともない人に送金してあげるというのは考えられない。 しかしこの番組は毎週更新されているというのだから、そういう人はアメリカ中に結構いるのだ。

上の番組に出てくる女性なんか、詐欺師に送金するため家を売って年金を切り崩しているというのだから・・・。

犠牲者の多くはこう主張する。

 

自分は騙されてはいない! 彼(彼女)は本当に存在する人物だ!ムキー

 

この番組catfish.comのスタッフは、犠牲者らが本当に存在すると信じているスイートハートは、他人の写真と名前を語った詐欺師であることの証拠を突き止めて証明する。

使用される写真の多くは他国のモデルで(どうりで美人・イケメンだ)犠牲者と長年チャットをしているのは、もちろん本人ではなく、ナイジェリアの詐欺会社に勤める黒人の若者だ。

その詐欺会社のことは、私はスウェーデンのテレビ番組で見たことがある。マンションの一室にずらりとテーブルが並び、一人一台パソコンを前に一日中、偽名を使って引っかかってくれそうな世界中の男女とチャットに勤しむ。やっていることを知らなければ、普通の会社で事務でもしているように見える。

 

こんな詐欺師に引っかかる犠牲者には典型があって、多くが50代以上で、見た目は魅力的とは言い難い。その上、長年連れ添った配偶者を亡くした人が多いというのが悲しい。

中には、今既婚なのに離婚して外国人の美男美女と結婚しようと企んでいる輩もいる。実はその美男美女の中身はナイジェリアの若者なのだが・・・。

そして美男美女と新しい生活を夢見る彼らは、乞われるままに詐欺師に送金してしまう。そのお金はマネーロンダリングされて姿を消し、決して戻ってくることはない。

 

ああ、恐ろしや、恐ろしや。

私も今はこんなこと言ってるが、そのうち気弱になって、どこの馬の骨ともわからない人物の言葉にすがってしまうようになるのだろうか・・・ショボーン

 

 

(今日のスウェーデン写真)

 

近所の湖にて、夏の夕暮れ