日本ではここの所、会社の二代目が色々と問題を起こしているようだ。

ビッグモーター然り、山田養蜂場然り・・・。

 

このブログでも書いたが、私の身の回りでもお父さんに似合わないトンデモ息子がしでかした事件が起きて、

カエルの子はカエルとは言えないこともあるのだな、と思う。スウェーデン語には「Sådan far, sådan son(そんな父親にはそんな息子ができる)」ということわざもあるけれど・・・。

 

彼らはお父さんのおかげで、大人しくしてさえおけば安泰の人生だっただろうに。

 

スウェーデン出身のイングリッド・バーグマンは20世紀を代表する女優の一人といっても過言ではないと思うが、彼女には4人子供がいた。

最初の夫であるスウェーデン人医師との間に生まれたピアは女優になった。イタリアの映画監督ロベルト・ロッセリーニとの間に生まれたのは男の子と双子の女の子の合計3人。双子の女の子の片方は、女優でモデルのイザベラ・ロッセリーニで、有名人である。もう一人の女の子イソッタはイタリア文学の教授だそうだ。

お父さんと同じ名前を持つロベルトという男の子は(ちなみにイザベラの養子もロベルトという名前でモデルをやっている)1950年生まれ。現在は、イングリッドが所有していたスウェーデンの西海岸の島に住んでいる。

 

母イングリッドと息子ロベルト。1970年代初めぐらい?

 

ロベルトはお母さん似の超イケメン! 

 

 

1980年頃には、モナコのプリンセス・カロリーナと付き合っていたこともある。

その頃はヨーロッパのゴシップ雑誌に度々取り上げられていたようだ。

 

このロベルト、現在は73歳。一族の他の面々とは違い、一般人なのでウィキペディアにも載っていない。

イングリッドの子孫一家のドキュメンタリーをテレビで見たことがあるが、このロベルトは

 

一生働いたことがない人

 

なのだそうだ。働かなくても、親の遺産があるから。イタリアの実業家と紹介されることもあるが、実際は何もやっていなくて、ただ親の遺産で食っているらしい。

 

有名人の親を持ち、その上母親譲りの美貌なので、若い頃はセレブとの付き合いで忙しかったようだから、プロ奢ラレヤーだったのかな?!

 

こんなロベルトだが、一度だけ、自分も働くということをしてみたいと思い、レストランのウェイターに挑戦したことがあるようだ。しかし、周囲から「そんな普通の人がやるような仕事は似合わない」と反対され、一日で辞めたという。

テレビ番組で見ても、もう70歳のおじいさんなのにそのカッコよさはひときわ目立っていて、「この人の外見がもうちょっと普通の人っぽかったら、何かできる仕事はあったかもしれないな」と思えた。

 

イケメンで背が高くて、働かなくてすむ人生ってなんだか羨ましいような気もするけれど、本人は今自分の人生を振り返って、どう思っているのかな。

 

警察沙汰にまでなるのはなんだけど、波風ある人生をちょっと羨ましく思ってたりするのかもしれないな。