「ベルサイユのばら」で有名な、マリーアントワネットの愛人、フェルゼン伯爵は、生涯未婚で子供はいなかった。

マリーアントワネットの次男ルイ17世は、実はフェルゼンの子供だったのではないかと噂されているが、その証拠はない。ルイ17世の髪の毛とフェルゼンの遺骨は今も残っているので、今ならDNAを調べようと思えばできるのだが、現在は倫理上それは許可されていないのだそうだ。

 

フェルゼン伯爵と血が繋がっている人って、今でもいるのかな・・・ と疑問に思ったので、ちょっと調べてみた。

実際は他にもたくさんいるのだろうけれど、ネット上でWikipediaで後を追える人のみ調べると、以下の結果となった。

 

フェルゼン伯爵にはヘッダという姉がいた。

この人の子孫は、現存の人はWikipedia で6代後まで下ることができる。

 

画家ヘンリー・ウンゲル ↓

 

彼の弟で、同じく画家のニルス・エクヴァル↓

 

この二人は父親は違うが、母親はIngrid von Dardel 主に1940年代に活躍したダンサー兼画家だそうだ。

 

ヘッダの子孫は、次々と芸術家と結婚して芸術家の家系になったようだ。

王様に次ぐ身分の貴族の末裔が、百年も経つとダンサーになるなんてヘッダさんは想像もしなかっただろうな。

 

ちなみにニルスさんには40代の息子がいて、この人は現在アメリカの大学教授でAIの研究をしている。

AIだなんて、時代の流れを感じるなあ。

 

 

(今日のスウェーデン写真)

 

深まるスウェーデンの秋、湿った土地に生える正体不明のキノコの季節も、もうすぐ終わり・・・

ごみ捨ての行きがけに写真を撮った数分後、このキノコの集団は車に轢かれてぺっちゃんこになりました。