TICAD 5 AFRICAN FAIR | おまけの人生

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ヤッホー

TICAD(アフリカ開発会議)が開催され、ウガンダでのOVOP(一村一品運動)の協力隊員のときに出会った専門家が今年ケニアで独立起業し、今回TICADに参加するということで、横浜まで会いに足を運んできました。

10年ぶりアフリカンフェア。
多くの割合を占めるブースは各国の紹介と商談用スペースになっていたけれど、来客はほぼ一般客か関係者で、あまり新規に商談するという雰囲気はなく、、、狭いお買い物ブースと、アフリカの飲食ブースだけが、ものすごい人でごった返していた。。。
援助の関係でなく対等に取引ができる関係になりつつあると言うけれど、日本は不況で、中国に押されている感もあるし、だからこのアフリカンフェアの商談スペースももし中国で行われていたらもっとすごい大盛況になっていたかもしれない。。。5年に1度の割にはあまりに閑散としていた気がするよ。
でも日本だからこそできることがあると思うし、本気でアフリカや環境のことを考えた関係性をつくれるはず。アフリカが日本を良き友人と心から思ってくれていることを願いたいなあ。

それにしても、援助の関係でなくなったとはまだ言いがたいような。数年前までニジェールに赴任していた友人を思って、ニジェール国のブースに立ち寄る。友人は、砂漠しかないといつも言っていた。産業は何かと尋ねると、銀がとれるとのことで、隅っこに女性たちが作ったという銀の小さな鹿のような置物が数個あった。その隣には、皮で作った簡単なキーホルダーのようなものがあるだけだった。特に、何かをアピールしてくる様子がなかった。他の国のブースでも似たような感じがあった。

遠く離れた日本でもビジネスができる、アフリカの魅力とはなんなんだ?

シアバター、酒、ドライフルーツ、缶詰、洋服、ビーズアクセサリー、コーヒー、紅茶、
絵画、サイザル麻雑貨、打楽器、アフリカ料理、国立公園観光、野生動物、民族、、、

援助しています~アフリカのこんな可哀想な環境にある人たちが作ってます~支援してください。なんていう商品なら、長続きはしないし、それで世界で勝負は難しいよね。アフリカ音楽といっても、日本の音楽だって、世界の中で戦えるものってなかなかないし難しい。アフリカ料理とかって、、、日本食は今や海外で人気だけど。。。

アフリカ人に聞いてみたらどうなんだろう?誇りに思っていて此れだけは誰にも負けないっていうものあるんじゃないかな??そういうこれだけは!っていう想いがあればかなり強い気がする。そういう意味では、音楽だって料理だって、チャンスがあるし、アフリカ人じゃない我らが勝手にこれはだめだとか、あれはいいとか言う権利はまーったくないよね。
彼らの想いに沿って一緒に成長できたらいいね!

こんな素敵なプロジェクトを始めている会社や団体があったので紹介。

☆ウガンダゴマプロジェクト
野菜提案企業 株式会社 坂ノ途中
http://www.on-the-slope.com/

京都へんこ 山田精油
http://henko.co.jp/

AISUD
http://www.aisud-uganda.org/


日本で有機農業の促進を行っている坂ノ途中さんが、添加物を使用しない高品質のゴマ油を長年つくる山田精油さんと組んだウガンダのゴマプロジェクト。ゴマ栽培は、ウガンダでマイクロファイナンスを行っているAISUDさんが支援する生産者。

詳細はこちらを読むとよくわかる。
http://www.value-press.com/pressrelease/101009

ウガンダ南部は気候の変化で乾燥化が進んだため、その気候の変化に合った乾燥地でも育つゴマを栽培し始めたことがきっかけらしい。
現地での就業促進をはかるとのことで、ただの援助じゃなくて、本当に良いものを利用し、対等な関係で生産者とつながれるような、こういった企業がどんどん増えていくといいな。

坂ノ途中さんが言っているように、潜在力のあるアフリカこそ、農薬の使わない有機農業が行われていくべきだと思う。そうでなければ、先進国の華やかなファッション産業の裏に潜んでいる悲しい世界、バングラデッシュなどで行われている低賃金の悪環境での縫製工場のようになってしまう。こんな事態は絶対避けたい。たくさんの国が色んな利益目当てにアフリカに進出しているようだけれど、アフリカが真の幸せをつかめるような正しい道に進むか、誤るかは、今にかかっているんじゃないかなと思った。

AISUDの代表さんは、2009年にウガンダ短期協力隊で行ったのがきっかけでウガンダでマイクロファイナンスを始めたらしい。私がウガンダに行った翌年の隊員。ゴマは、少し北部の私が赴任したソロティでも栽培されていて、朝食でむしゃむしゃスプーンで食べるほど、とっても味のあって美味しいものだったから、是非ソロティのゴマも使ってほしいな~!!

(それにしても、ウガンダとか国内であれしよう、これしようと企んでいたけれど、結局何もしないで、ただ妄想だけが膨らんで、ふらふらしている自分。というのも、OVOPもこういうプロジェクトも、生活がある程度できている人に対するプロジェクトだから、そうじゃなくて、もっと最悪な状況の人のために活動したいと思ってきたからなんだけど、あまりにこだわりすぎて、時間だけがたって、結局たった1人も助けられずに終わってしまうんじゃないかというストレスもある。。。それなら、何かビジネスを立ち上げて、たった1人のためでもいいから、自分が何かできる方がよかったんじゃないか、、、と焦る今日このごろ。。。さてやっぱり何かしようかな。。。行く末が不安。)


それからもうひとつ、

☆ケニアのスラム街で生まれたポップミュージック
AMP-MUSIC
http://amp-music.net/

こちらも日本の女性が立ち上げた支援。
スラム街で生きる人たちのために、とは話題性があっていいかもだけど、そうじゃなくて、本当に良い音楽を好んで聞いてくれる人がいるといいよね!その方が生き甲斐があるってもんだ。
スラム街の若者がんばってほしい~!



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みなとみらいにてアフリカ人

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AMP-MUSIC

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お気に入りのライオン