曲を自分のものにしていくとき、

程度はともかく、いくぶんかであっても、

その曲になっていく、というプロセスが起こる。。

そして、いくぶんかであっても、

そのプロセスのさなかに湧いてしかたない

曲を弾きたいという気持ち。。

お風呂に入っていても、

早く出て弾きたいし、

キャンセルできるなら、

どんなことでもキャンセルして弾きたい。。

そのどうしようもない衝動、

たぶん、それはチャンスなのだと思う。

なんの? 音楽に素手でさわる。。。

走っていく動物にさわりたかったら

ぼんやり座ってはいられないように。。

そして、やりかたがどうであろうと

上手でなかろうと

さわった、ということは

本人には偽りようがない。。

それが、多くの人の語る

「魂からの表現は必ず伝わる」

という言葉に通じるものなのでは

と最近思うのです。