昼間はあたたかくて
歩いていると
コートを脱ぎたくなるくらいでした
こんにちは
くすっと子育て
のぐちせつこです
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少し前になりますが
今年の成人の日は
成人年齢が18才に引き下げられたため
本年度二十歳になった息子は
成人の日の自治体の式典が
「二十歳の集い」
という名称に変わって案内状が来ていました
長男の時は嬉しそうに
同窓会の連絡などやり取りしていたので
次男もそんな反応をするかと
思っていたら
案内状を見るなり
明らかに不機嫌。
行くか行かないかは任意なので
「行かない」
と決めて終わり、
とはいかなかったようです
その当時の
意思疎通が上手くいかなかった
自分自身への苛立ちや
それが要因で誤解されて
周囲の人から言われた
心無い言葉や対応が鮮やかに蘇ってきたのか
まるで今さっき
起こった事のような熱量で
当時不快に感じたことを
ほとばしるように矢継ぎ早に
発しています
（うーん・・・。）
（寝た子を起こしたように
すっかり忘れていた古傷なのに
まるでずっとくすぶっていたかのように
呼び覚ましてしまったよう…）
真剣に聞くと
自分が持ちこたえられなくなるので
今は本人がスッキリするまで
吐き出してもらうことを優先にしよう、と
話がエキサイトしないように
深い共感は入れずに
淡々と話を聞くモードに
徹します
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「･･･だから、俺は絶対に行かないから」
遠くなりかけた意識の中で
「行かない」
という言葉が
私の意識が目の前に戻ってくる
きっかけになったのか
そこだけはっきり聞こえました
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「式典には行かない」
成人式か‥‥
私の時は
母が来た着物を着て
当時住んでいた自治体の式典に
いそいそと参加したなぁ。。。
『一生に一度の行事なのに･･･』
なんだかんだ言っても
式典に行く、とはいうのかな、と
思っていたので
息子の口から
「行かない」
と聞いた時
私はどんな顔をしていたのだろうか･･･
ハッと意識が戻ってきた時は
慌ててがっかりした表情を
出さないように必死で取り繕ったけれど
聞いた瞬間は
うっかり『がっかり』が
こぼれていたかもしれない。
息子はそんな私の
油断した一瞬の表情を見逃さない。
これまでも何度も
勝手に期待して
勝手に失望した私の表情を
鋭く見破っては
さらに怒りを増大させて
私を否定してきた。
親として本当に
至らないと猛省し、
何度も親の期待を
勝手に抱かぬよう
繰り返し自分に問いただしてきたけれど
久々に感じた失望。
まだまだ私の中に
こんな感情があったのか、と
苦々しい気持ちになりました
息子が見逃したのか、
私の表情が変わらなかったのか
はたまた、
息子が見抜いても指摘しない
優しさを発揮してくれたのか。
今回、指摘はされませんでした
そして、
私も引きずることなく
「オッケー！じゃあ、この日は行かないってことね！」
と笑顔であっさり対応できたことに
驚きました。
少しは成長できたかな！？
いや、もしかしたら
息子の優しさが
私の新たな対応を引き出してくれたのかも。
きっと
少し前の私だったら
「せっかくの日だし、
スーツ着て写真だけでも撮ろうよ～」
と食い下がっていたことでしょう
私も息子もご縁があって20年。
牛歩ですが
前に進めているようです
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