そよ風な顔をしたS君が店員を呼ぶ。
「ちょっとホッパーの調子おかしいわ」
と言って店員にホッパーを交換させました。
その交換の途中
S君の手が一瞬妖しい閃光を放つ
しかしS君の顔は相変わらずそよ風のままだ。
店員が去った後、S君が呟く。
「カンパチちゃん、これで完璧や」
(魚゜Д゜)『神の手…』
(`・ω・´)b説明します。
この店、予備のホッパーが1台だけ島端の高額両替機の上に置かれていたんですね。
そしてホッパーの調子がおかしくなったらそれと交換というシステムだったんです。
別にその予備(or交換された)ホッパーをどうこう修理とかするんではなくて、単に放置なんです。
いわばホッパーの自転車操業?
ほんまええ加減な店ですよね。
つまりホッパーがそこに置かれても弄られる心配がなかった。
で、ヒゲがいない間にホッパーを換えてしまうと。(←一番重要)
そしてS君は例の一瞬に何をしたかというと、バンドエイドを小さくちぎったやつを咄嗟に貼ったんです。
今後の目印用にね。
しかもご丁寧にも、台を開けたらすぐ判るようにホッパー正面に。
S△ェ~~
悪知恵冴えすぎやろw
翌朝、予想通りヒゲは意気揚々と先頭に並んでいました。
普段ガラガラのこの店だけに自分らはあまり朝から並んだりはしなかったんですが、この日は並びました。
腹にイチモツを抱えたままウワベの会話する我々常連。
S君「今日も仕事休みなん?昨日の台?」
ヒゲ「そや。仕返ししたいから休んだんや」
魚「そら仕返ししなあかんな。今日出たらええのにな~?」
ヒゲ「もう意地やわ。噴くまで突っ込むわ」
『嘘つけこのオッサン…w
ちゃんと突っ込むかどうかしっかり見といたるからな…w
まぁええわ…せいぜい今のうちキバっとけや…』
軍艦マーチが鳴って、ヒゲがあたかも自分専用台かのように510番に座る。
しばらくは変化に気づかなかったようだ。
そしていよいよヒゲの顔が曇る…
やがて…
(´;ω;`)NA・MI・DA・ME・DA・YO・NE
ヒゲザマァァァァァwww
m9(^Д^)
と内心思いながら我々全員
こんな顔をしていました。
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)
そしてヒゲが帰ったのを確認した後、S君が店員を呼ぶ。
「ちょっとホッパーの調子おかしいわ」
以後510番のホッパーは定期的に色んな台へとその性能が受け継がれるのでした。
『412の510編』自☆演ド