こんにちは。

 

今日は父の戸籍上の誕生日です。

本当に生まれたのは除夜の鐘が鳴り終わったころ

つまり1月1日だそうですが

 

何故か戸籍では3月生まれ。

「昔はそういう事も多かった」と聞きました。

 

 

なので本当は90才になっていたのに

90才になっていない。

ちょっと悔しい。本当は90なのに。

 

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私が先月、アメリカに戻る前に「90才の誕生日プレゼント」としてあげたセーターです。

 

父が着ている姿は見れなかったし

あげて1週間もたたないうちに天国へ行ってしまったので

着る事もなかったのかなと思っていました。

 

 

この話を姉にすると、最後の日曜に父とモーニングを食べに行ったとき

「着てたような気がする」と😭

 

肘のところや袖口をよくみると

明らかに着用したと思う「毛玉」があり😭

(毛玉毛玉と笑い泣きしました・・・)

 

父はきっと私が行ってしまったあと

3〜4日ほどですが着てくれていたのかなと思いました。

 

号泣です。はい。

 

 

 

物心ついた頃から、父の誕生日は3月某日

その日は何だか特別な日でした。

 

が、ある日突然

「お父さんの誕生日は本当は1月1日なんだよ」と母から聞いてびっくり。

姉とメチャクチャ驚いた事は今でも鮮明に覚えています。

 

 

なぜに気づき気づき気づきと混乱しました。

しかも1月1日の方がいいのに。なんで?

 

聞いたのはいつだったか

年少期のころです。

あまりに衝撃的だったのでその後小学生の作文か何かに書いたような気がします。

 

 

父に誕生日が違う理由を聞いても「うん。そうらしい」とまるで他人事。

聞いちゃいけない事なのだろうかと子供心にしつこく聞けませんでした。

 

大人になってから再度聞くと「昔はいい加減だったからね」と。「そういうのが割と多かったみたい」と。

 

その時はそうなんだと思っただけでしたが

最後に父の年が本当は90なのに89で終わってることを

腑に落ちないというか。

 

88と89なら変わりないけど

89と90ってすごいじゃないですか。

 

・・・

 

父が行っていたリハビリ施設で「毎年誕生日月に写真を撮る」というのがあり

毎年父は断っていたのに

今年初めて撮ってもらったのそうなのです。

90才だから撮りなさいと言われたから撮ってきたと

楽しそうに話してくれていました。

 

90だから撮らなきゃ。そうやな。90やからなと。

 

 

その写真はお葬式後に

お悔やみの言葉と一緒に届いていました。

楽しそうに笑った最後の写真でした。

 

 

・・・

 

 

お葬式のあと、今年のお正月に姉の長女が誕生日ケーキをおじいちゃん(父)に買ってきて

そうそくを立て「ふーっ」としている楽しそうな父の動画を見せてくれました。

 

 

やっぱり父は90になってた。

お父さん、誕生日おめでとう。

 

 

 

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