Drum REC | lab.L

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Recording Studio



先日
Daizy Striperの風弥君のDrum RECがありました。

エンジニアの方が
CUBASEを使用して録るという事で
PCとインターフェイスを持参されました。
(lab.LはmacとProTools10です)

接続など心配していたのですが
lab.Lのオーディオインターフェイスの接続をそのまま
持参されていたAntelope Audioのオーディオインターフェイスに
付け替えただけで無事接続が完了しました。

これだけで
後はlab.Lのシステムを全部そのまま使える事も
実証出来て今後のためにもいい経験になりました。

初めてお仕事させていただくエンジニアさんでしたが
ドラムのチューニングもされたり
いろんな技をお持ちだったので
しっかり吸収させていただきました。

実際、録り音も素晴らしく
ドラマーの風弥君も大満足だったので
とても嬉しかったです。

音の善し悪しは
演奏者次第で大きく変わるのですが
風弥君は申し分ない安定感と耳の良さ(チューニングが上手い)
でした。

録り音の良さというのは
エンジニアの技術やスタジオスペックだけではなく
演奏者の技術の差も大きく影響するのです。

特に今回は、
ドラムのチューニングの大切さを感じました。

最初に録った時点では
個々のサウンドは悪くないんだけど
キット全体が散らかっている印象でした。

エンジニアさんの指摘で
タムのチューニングを追い込むと
全ての分離がよくなって
キット全体の抜けにかなり影響する事を体感しました。

その間にマイキングに大きな変化はなく
変えたのはタムのチューニングだけだったので
タムがこんなに影響していたとは意外でした。

ドラムの場合は
たくさんのマイクを立てているので
スネアのマイクにタムの音も入るし
タムのマイクにスネアの音も入るし
トップには全体が入るし
それぞれの太鼓の響きが全体のマイクに影響する
という事なのでしょう。

タムみたいに使用頻度が少ない太鼓は
叩いてない時はオフにするにしても
チューニングがあまいと
スネアやトップのマイクにタムの不要な共鳴が
入る事で濁りの原因になったりするのでしょう。

今回もとても勉強になりました。

ドラムレコーディングは奥が深くて実に面白い。