ギュモモモモー
サブ:アニキ……ちょーヤバイんスけど。
サブのアニキ:ああ……激ヤベえ。
特にあのグラサンをかけたクマ……
昔の『八紘一宇連合』の伝説のヘッド、
そして『黒い彗星』と呼ばれた野郎だ。
うわさではあの『KGB』の
トップエリートと聞いたこともある。
やつらに関わっちゃ、命が幾つあっても足りねえ、
ヤバ過ぎるぜ……
サブ:アニキ……その『KGB』って
一体、何なんスか?
サブのアニキ:なんてもの知らずなやつだ。
あの『KGB』のことを
聞いたことがないのか?
『KGB』と言えば、
Kumasan
Genkini
Butchigiri
の略に決まっているじゃないか。
サブ:へー……で、
結局、何なんスかね、それ?
アニキがサブにげんこつをくれる。
サブのアニキ:アホか、おまえは。
『KGB』は
『闇の権力』と呼ばれている連中だ。
あの全国津々浦々に潜伏している『仏血義理・ラブ』すら
手足のように動かせるやつらよ。
やつらは、普段、表に姿を現すことはねえ……
だが、一旦、事が起こると、
雪崩のようにやってきて、
歴史を変えていく……
その場に居合わせたヤツは、
風前の灯火、カウントダウン5秒前だ。
ボスは、ヤバいものに手を出しちまったな……
サブ:……つか、
逃げましょーよ、アニキ?
なんかよくわかんねーけど、ヤバ過ぎっしょ? それ?
ユ・バーバ:「丸聞こえだよ、おまえら」
サブ&サブのアニキ:ひっ! すいやせん、ボ~ス!!
ユ・バーバ:「たかが、クマ一匹に
虫けらどものかたまりなんか、
あたしの戦車の敵かね!
蹴散らしてくれるよ!!」
「ユ・バーバ、観念しろ。
おまえたちに、
もう明日はない」
「これが
改心する最後のチャンスだ。
今すぐ、
レディー・ミッチェルを解放し、
軍と共にこの地を去れ。
そうすれば、
全てを不問にする」
ユ・バーバ:「ヒッヒッヒ、
改心だと?
レディー・ミッチェルもそんなことを
あたしに言っていたね。
Piss off!!
寝言はあの世でほざくんだね!」
サブ:アニキ……あの、ピンクのひらひらした、
一反木綿みたいなヤツ、なんスかね?
サブのアニキ:おまえ、ホントに何も知らないんだな……
あれは『うさタン木綿』じゃないか。
サブ:へー……で、
結局、何なんスかね、それ?
アニキがサブにげんこつをくれる。
サブのアニキ:『うさタン木綿』と言えば、
仏血義理・ラブのチーム、
『デルタ・ヌウ』
に決まっているじゃないか。
あのバッジを見ろ。
やつらは、ナンバーで互いを確認する。
ナンバーの下位は上位に絶対服従だという話だ。
『うさタン木綿』は
見た目はあんなに愛らしいが、
実は恐ろしいやつらだ。
あの木綿で巻き付かれると、
3分であの世行きだ……
「ユ・バーバ、
もう一度だけ訊く。
本当に
改心する気はないのか?」
ユ・バーバ:「くどいクマだね!
あたしにゃそもそも、
改心する心なんかないよ!
レディー・ミッチェルは拉致らせてもらったよ!
あたしに手を出してごらん、
レディー・ミッチェルの安全の保証はしないからね!」
「・・・・・・
仕方あるまい。
『仏の顔も三度まで』
レディーの御心を思い、
降伏をすすめたまでだ。
行くぞ!
ナンバーツー!!」
ナンバーツー:
「イエッサー!」
とおっ!
トリプルアクセル
アターック!!!
ポチ!
ポチ!!
ポチ!!!
にほんブログ村
ユ・バーバ:「はあん?
一体何の真似を……
はっ、ま、まぶしい!!
なんだ、この七色の光りはあ~!!
うう、身体が、
身体が、溶ける~~!」
ユ・バーバ、戦車の向きを変え、逃げ出す。
サブ&サブのアニキ:ひっ~~!
い、命ばかりはおたすけを~!!
去ね。
サブ&サブのアニキ:ありがとうございやす!!
サブ&サブのアニキ、逃げ出す。
パート4に続く!