ロムリー:「レディー・ミッチェル!

一体何をなさっているんですか?

その、右手にあるのはひょっとして、

ごみ拾い用のトングですか!?」
 


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まあ、ロムリー。

見つかってしまったのね。

そうよ。

アタクシ、これから町内のごみ拾いに行くのよ。


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ロムリー:「ななな、なぜ?

なぜ、レディーがごみ拾いを?」
 


うふふ。

こう見えても、アタクシ、

子供の頃からごみ拾いが好きなのよ。


昔、子供のときにこんなことがあったの。

ダディとマミィに連れられて、

ある山の頂上へロープウェイで登ったの。


山の頂上には、小さな神社があってね。

でも、タイミング悪く、深い霧に覆われて、

アタクシたち、景色を全く見られない状況だったの。


それで、アタクシ暇でその辺をうろうろしていたら、

観光客が落としていった、タバコの吸殻やその他のごみが

目についたのよ。


アタクシ、そのとき思ったの。

『まあ。神様のお住まいなのに、

こんなにたくさんごみが落ちているなんて良くないわ。

綺麗にしなくっちゃ』


それで、アタクシ、ごみをせっせと拾ったのよ。

すると、突然強い風が吹いてきて、

山頂から霧が一気に吹き飛んで、

それは美しい山々の景色が現れたのよ。

とても感動的だったわ。

神様が、きっとお礼に景色を見せてくださったと思うの。


その上、なんていうのかしら?

アタクシ、自分の心もすっきりとしたのを感じたのよ。

だから、それ以来、

アタクシ、たまに気が向くとごみ拾いに出るの。




ロムリー:「わあ……そんな

ご事情があったんですね」
 





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ベアトリーチェ:Wao, I heard your story.

I'm so impressed! 
 




ありがとう、ベアトリーチェ。

でも、毎日やっているわけじゃないから

そんなにえらいわけじゃないのよ。

気が向いたときだけだもの。



ベアトリス:レディー・ミッチェル!

私にも聞こえてました!

一緒にゴミ拾いさせてください!! 
 


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まあ、ベアトリス。

もちろん、よくってよ。



ロムリー:「あーっ、あたしも

連れていってください!」
 


ベアトリーチェ:Me, too!

Oh, I call up Ryan!! 
 


うふふ。

ごみ拾い仲間が増えたわ。

出発するわよ!




ラスカルとセバスチャンが物陰で話している。  


ラスカル:「セバスチャン……どうしてもだめか?」


セバスチャン:「だめです」


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ラスカル:「どーしても?」


セバスチャン:「どーしてもです」




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ラスカル:「我々、ゾッコン・ラブ

の総力をもってすれば、

この町内など、ものの1時間で

チリ一つ残さず綺麗にできるんだが……」




セバスチャン:「奥様のお力で成し遂げられることに

意義があるのです。

手出しご無用にお願いします」




ラスカル:「むむむ……仕方ない。

我々は、いつもどおり陰からこっそり

見守ろう」