長々と痛々しい記事を続けてすみません(苦笑)
顎話も今回で終わりです。ちなみに今回が1番長いです。
「めげずに読むよ」という方はどうぞw


器具を入れられた時点ですでに痛みとの戦いが始まっていた私。
その上ペンチでぐりぐりと歯を抜こうとされ、顎の他に歯茎にも激痛が走り始めました。
最初に何本も麻酔を打たれたのに。私があんまり呻いてたせいか、途中で追加注入されたのに効かないくらい痛かった。
さながら気分はSMプレイでMをやらされているようでございました(アホすぎる)

今まで数百人の親知らずを抜いてきたらしい先生を、私は信じるしかありません。
(頼むよ先生!早く私を救ってくれよ!)
頭の中はパニック状態。全身からどんどん汗が噴き出してきて、無理やり開けている唇も震えだす始末。
歯科衛生士さんが額の汗をそっと拭ってくれたのが唯一の救いでしたw
しかし有能な先生でも、真横に生えている親知らずを抜くのは相当至難らしく…というか、きっと目測を誤ったんでしょう、ペンチでぐりぐり抜こうとしても私の強固な親知らずはまるで抜けなかったのです。

どのくらいぐりぐりされていたのか。先生はペンチでの抜歯をとうとう諦めたらしく、
「ちょっと抜けないから砕いちゃうね」
痛みで朦朧としている私にそう言うと、抜歯方法を切り替えたのです。
(砕く?何を?何で?)
一応働いていた思考で考えていると、先生は懇切丁寧に説明してくれました。
「こういうハンマーで砕くからね。ちょっと振動が響くけど我慢してね」
『ハンマー』その言葉に、どういうことかと目を開けてしまった私。
涙目ながらしっかり見てしまいました…。マジでハンマーだった(T_T)

それからは、痛みと衝撃に堪えることに。
『ガキーン!ガキーン!ゴッ!ガッ!』
先生はこんな音を立てて親知らずを砕き始め、見事なほど力強いその行動に顎は痛いわ歯は痛いわでてんやわんや。
特に顎は麻酔をされてたわけでもなんでもないので、ハンマーが振り下ろされるたびに衝撃をまともに痛みにして伝えてくれました(T△T)
正直途中で(このまま殺してくれぇ…)という気分になり、身体から力が抜けたのはナイショで(爆)

結局30分くらいかけて抜歯は終了(上はホントに1分もかからずに抜いちゃった)
ようやく拘束具とおさらばできる時間が来てほっと一安心(*´▽`*)
でも!口の中から器具が出ていったにも関わらず、口が閉じません。
「あえ?あぇ?」←本人は『あれ?』と言ってたつもりw
デカ口開いたまま何度もトライするものの、顎に違和感があって閉じれない。
――そう、このとき初めて顎が外れたのです。

口を閉じるのに四苦八苦している私にようやく先生が気づいたものの、
「ちょっと荒療治だったから外れちゃったねー。戻るまでいていいよ」
なんて軽く言って、次の患者さんのところへ行ってしまいました。
なんだそれ!?と言ってやりたかったけど、当然言えるはずもなくそのままベッドに座ったまま呆然としていて。
数分後、ふっと口が閉じたときには心の底から安堵しました。

しかしこのときの治療のせいだったのか、私の顎はその後の治療で毎回外れるようになってしまいました。
左親知らず痕の抜糸のときも、右親知らず抜歯&抜糸のときも、治療後しっかり口が閉じれませんでした。
右親知らずを抜くときも拘束具&ハンマーを使われたので、左のときと同じように顎に負担を加えたのがよくなかったのかもしれないけど…とにかく毎回顎が外れました。
でも先生は毎回放置してくれました(酷いや)


そんな感じで、親知らずを抜いたおかげなのかは甚だ疑わしいのですがw、口が開かないという症状はすっかり完治しました。今のところ再発もナシ。
でも残念ながら、その治療で弊害的に背負い込むことになった顎の外れとは未だに縁が切れません(ちなみに外れるのは左側だけ)
疲れやストレスが溜まったりすると調子が悪くなるんですよねー。今は歯医者にも行ってるし、毎日ヒヤヒヤです。
でもちょっとずつ落ち着いてきたのか、ここ数日はあまり音がしないので、このまま安定してくれたらいいなと思ってます。
歯医者治療もようやく終盤らしいから、あともうひとふん張りだ!


長々と顎話に付き合ってくださった方、ご苦労様でした(笑)
皆さんも顎の不具合には気をつけてくださいね(気をつけてても痛むときは痛みますがw)