お待たせしました。
少し前のブログで寄せられた質問の中から
抜粋したものの回答編です。


*必要以上に話しかけるな、触るな。
*スキンシップするときは必ずコマンドを言ってからにすること。
*抱っこはもちろん、人間の一部に触れさせない
これらのことは本当に実行すべき?

こういった躾方は、人間に触られることを
好まない犬を作りだしたいんですかねえ。。。(笑)
スキンシップは愛情表現として大切なだけではなく
日頃から犬の体のあちこちを触ることで
ちょっとした異常に気付き、病気の早期発見にも繋がります。
ましてや普段から触られることに慣れてない犬が
犬にとって、あまり嬉しくない獣医師の触診などを
大人しく受けさせるはずがありません。
パピーの頃から多くのスキンシップをすることは、とても大切なことなんです。

ただし、ひとつだけ絶対に守らなければいけない事があります。
それは犬をリスペクトした上でスキンシップをするということです。
気持ち良く寝ている犬に突然触ったり、
ガムなどを噛みながら一人遊びをしている犬に
しつこくしたりするのはNGです。
あなたが寝ている時や、なにか用事をしている時に
犬がしつこくしてきたら「うるさいなあ、やめてよ」って思いますよね。
自分が寝ている時は静かにしてて欲しいけど
犬が寝ている時は、平気でしつこくする、、、
これでは犬の信頼を得ることは出来ません。
時間を邪魔しないんだから、飼い主の時間も邪魔するな。
これが犬をリスペクトするということです。


*犬のフードは、飼い主が食べた後に与える
*一緒のベッドに寝てはいけない
*人間より目線を高く置かせない
そうしないと犬がリーダーになってしまうと聞いたんですが、そうなんですか?

犬と真剣に向き合っている皆様は、既にお気付きでしょうが
リーダーになるということは、こんなに単純なことではないです。
これらのことを実行するだけで、リーダーの座を得られるならば
こんな楽なことはないですよ~。(笑)

たとえば、食事。
人間の後に与えてはいるけれど人間が食べてる間中
ソワソワして人間の食事が終ったとたんに
興奮して騒いだりするような犬だったとしたら
それは飼い主をリーダーと認めてるとは言えません。
いつ与えるかではなく、どう与えるかのほうが大事です。

目線に関しても、超大型犬だったら
大人でもしゃがめば犬を見上げるかたちになりますし
小さな子供なら立った状態でも犬より目線は下になってしまいます。
目線の位置が、そんなに重要だったとしたら
超大型犬の飼い主は、しゃがむことが出来ず
子供は全て犬より下になってしまいます。(笑)