先日、知合いのトレーナーに会ったら
鼻と顎に絆創膏を貼っていたので、どうしたのか聞いてみると
なんと犬に咬まれたとのこと。詳しく話を聞いてみたら
大型犬3頭連れで散歩をしていた犬達を飼い主の許可を得て触っていたら
そのうちの1頭が、すーっと近づいて来て顔に咬みついたそうです。
これは典型的なパターンかもと思って、犬の頭を撫でたり
しゃがんで犬の顔を手で包むように触らなかった?
それに対して犬は不快感を示すシグナルを出さなかった?
そしたら別の犬が、あなたをガン見しながら寄ってきて
その目を見つめかえしたら咬みついてきたんじゃない?と聞いたら
「犬のシグナルには気が付かなかったけど、確かに咬んできた犬は
じーっと見ながら近づいてきたから見つめかえしてしまった。
飼い主が触ってもいいって言ったから大丈夫だと思った。」とのこと。
思わず、飼い主が何て言おうと犬が出してるシグナルを見落とすなんて
プロとしてどうなのよ!と叱ってしまいました。

以前、犬の行動を読めば防げる事故という記事にも書きましたが
見知らぬ犬を触る時、犬が出すシグナルを注意して見ることはとても大切です。
まず、知らない犬を触る時は「触ってもいいですか~?」「どうぞ~」で
いきなり触るのではなく、飼い主と雑談をするなどして
犬が自分から寄ってくるのを待つこと。
そして犬に匂いを嗅がせてから首から胸にかけて
もしくは肩から背中にかけてを、そっと撫でるようにします。

*しゃがんで覆いかぶさるように触る
*頭を撫でる
*犬の目をじっと見る
これらの行為は厳禁です。

犬が、体を固くしたり口をクチャクチャしたり
舌をペロペロと出したり、あくびをしたりと不安や緊張を示す
シグナルを出したら、そっと離れるようにしましょう。
飼い主サイドも犬が出すシグナルに注目して
犬が不快感を覚えているようなら、その場で少し歩かせるなどして
緊張をほぐしてあげることも大事です。

触る側、触らせる側が犬が出してるシグナルを
正しく読みとることで防げる事故は、たくさんあるんです。



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