つい最近のトレーニングの相談の話です。
５０代後半の御夫婦で愛犬はトイプードル１才半。
特に問題行動があるわけではないのですが
以前、飼っていた犬達と比べて何かが違う。
甘えん坊な子だけど、自分達と犬との関係に違和感がある。
小型犬は初めてなので、プロの目から見て問題がなければ良いけど
問題ありなら、改善したいとのことでした。
具体的に気になってる点を聞いてみると
家の中での付きまといと散歩中にコンタクトが取り難いことだそうです。
お宅に伺って様子を見てみると確かに奥さんがキッチンに行くと
一緒にキッチンへ、旦那さんがトイレへ行くと一緒にトイレへといった具合です。
お散歩も見せてもらいましたが、ガンガン引っ張ったりはしないのですが
伸縮リードで、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。
飼い主さんが声をかけても知らん顔です。
家の中での付きまとい、微笑ましいとか可愛いと考えてしまいがちですが
これは犬が飼い主を監視している状態です。
飼い主が何をしているのか勝手な事をしやしないか
いつもいつも神経を張り巡らせてるわけですから犬は休まる時がありません。
そして散歩時の伸縮リード。飼い主と犬の気持ちが繋がった状態で
使用するならマシですが、こういった関係性では悪い影響しかありません。
これって小型犬にありがちな事だったりします。
伸縮リードで小型犬が思いっきり引っ張ったとしても
人間が引き倒されるような危険を感じることはないですから
ついつい安易に使用してる人が、とっても多いです。
そして家の中でも小さいからと甘やかす。
以前にも書きましたが可愛がることと甘やかすことは違います。
甘やかして犬を不安定にさせていることに
気付かない飼い主さん、本当に多いです。
幸い、今回のケースでは飼い主さん自身が違和感を覚えて
プロに相談という行動に出てくれましたので
それほど時間もかからずに改善出来ると思います。
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