去年は本当に楽しかった。

忍びの国があったから

新しい経験もたくさんしたし

新しい知識もたくさん知った。

始めていく場所。

初めてすること。

大人になっても、そういうものがたくさん存在していることに改めて気付かされたし

地元でも行ったことのないところにたくさん行った

行ったことのない店にもたくさん行った

今となっては 夢のようだ。


あの行動力は一体何だったんだろって・・・自分でも不思議になる。





でも
毎日楽しかった。

お休みの度に遠出して

今じゃその半分の距離を走るだけで、遠いなってしみじみ思う。

私の忍びの国は地元の上演の終わりと共に終わってしまったけど
それでも熱い夏だった。
熱い秋だった。

熱い冬だった人もたくさんいるんだもん。

なんか ひとつの奇跡みたいだね。


みんなで一丸となって、ひとつのものを目指した。

上映されたその時から始まったのではなくて
発表されたその日から始まった熱い日々。

楽しかった。

今思えば
ひとつの青春のようだったね。



ニンニンの日が来る事を 今か今かと 心待ちにして
でも同時に 終わりが来ることも恐れている。

いっそニンニンの日なんか 来なければいいのにとも思う。

でも 来てくれなきゃ困る。

それが終わりではない。

そこから また新しい発見があって
感動があって
嬉しさがあって
長い時間がある。


ひとつの作品にここまで 心奪われる私たちはなんなんだろう(笑)





この前 日アカの発表があった。

残念な気持ち
悔しい気持ち

思うのは当然だと思うんだ。

だって 忍びの国は 私たちに これだけのドラマを与えた
感動を与えた
それを得なければおかしくなってしまう麻薬みたいに、私たちを魅了してきた。

去年見た作品の中でだって 忍びの国は充分戦える。
誇れる。

そう思うのは おかしな事じゃない。
どんどん言えばいいと思う。


でも その怒りを他者に向けるのは まったく別の話。

ネガティブな感情を話すなとか
嫌なことを嫌だと言うなとか
それが自担の足を引っ張るとか

そういう話じゃなくて

自分がされたら 嫌だと思うことを
人にするな。

そういう人間として当たり前の話。

そうやって 大げさに騒ぎ立てる人の中に
どれだけ日アカの賞に詳しい人がいるのかな。

今まで気にもしてなかったのに、騒ぎ立てる。
前年の受賞者や歴代の受賞作品を知りもしないで、騒ぎ立てる。

他の作品を見てもいないのに
騒ぎ立てる。

そういうのは やっぱり違うと思うんだ。

感想と 意見と 攻撃はやっぱり別問題で

日アカの話だけじゃなくて

他のたくさんのこと。




忍びの国が日アカ向けの作品じゃなかったからこそ、賞を取らせてあげたかったよね。

本当に残念です。

今回映画の興行を調べるにあたって 日アカの受賞作品の予想も調べていて
映画の公開前から 賞を取りそうな作品って 大体わかる。

今回も公開前から受賞確定だろって予想されていた作品ばかりで
評価されるにふさわしいポイントがある。

こういう賞に興行があまり関係ないのは 興行を優先させてしまうと 大きな映画会社の作品がメインになってしまうから 仕方ないんだよね。

関係ないけど今回興味深かったのが
東宝の去年の純利益が過去最高だったんだよね。
大きな社会現象的なヒットこそなかったけど
10億を超えた作品が31作品中24作もあって
忍びの国も大きく貢献しました。

映画のあり方も変わってきているのかも。



映画の上映はまだまだ続く
DVDが出ても まだまだ続く

智くんが 本当に誇れる素晴らしい作品に関われたこと、本当に感謝しかありません。
いつも智くんをすごいと思っている私たちでさえ、ビックリして心から惚れ直しちゃうような そんな男でいてくれて ありがとう。


今 また あの頃の智くんの発言を聞くと
違った感動があります。

同じ言葉でも 何度も何度も
私たちを感動させるよね。

誇れる男でいてくれて ありがとう。

忍びの国は まだまだ終わらない。

次は売上だな(こりない (笑) )