娘への病名の告知に関しては、初日にあっけなく終わったのだけれど

どんな病気なのか・治療をするとどんなことが起きるのか

これを説明しなくてはならなかった

 

こういう説明ってその子の性格とか年齢とか親子の関係性とか、本当にデリケートなものですよね・・言い方の雰囲気とかでも変わるだろうし・・

私は、なるべく娘の機嫌がよさそうな時をねらって、話しました

確か折り紙を折っている時だったかなぁ

いつも通りの私の感じで話しました

 

<どんな病気なのか>

白血球ちゃん・赤血球ちゃん・血小板くん・芽球のイラストを書いて、働きを吹き出しに書いたものを用意していました

 

白血球ちゃん「バイ菌を倒すよ!」

赤血球ちゃん「私がいないとふらふらするよ」

血小板くん「血がとまりやすいようにするよ!」

この3人はニコニコのイラスト

芽球は、ばいきんまん風のイラストにした

 

「みうちゃん(仮名を設定)の血液の中にある時芽球の野郎が1人出現しました。どうしていきなり出現したかは、わからないんだって。それがどんどん増えて、良い子たちのいるスペースがなくなってしまっている状態なんだって。」

 

あまりよくない例えとは思ったのですが、クラスにいるちょっとやんちゃな男の子を例えに出して

「ほら、太郎君(仮名)が最初は一人だったのに、だんだんみんなが太郎君に変身しちゃって、クラスのほとんどの人が太郎君になっちゃってる感じ。そんなクラスやばいでしょ?」

というと

「それやばいわ。あー。それで、太郎を薬でやっつけるってことね」

と納得

 

この時は「がん」だということは言いませんでした

 

<治療をするとどんなことが起きるのか>

「治療をすると、気持ち悪くなったり・口内炎ができてお口の中が痛くなったり・下痢をしたり

・お熱がでたり・食欲がすごくでたり・顔がまんまるになったり・気分が明るくなったり暗くなったりするらしいんだよね」と、まずは脱毛のことは伏せて反応をみる

 

「ふーん。いろいろ起きるんだね」と娘

 

「あーあとね、治療が終われば元に戻るらしいんだけど、髪の毛が抜けちゃうらしいよ」

 

「あーなんかテレビで見たことあるかも。・・・また生えるならしょうがないか。でも、これ全部抜けたら大変だねぇ」と

 

娘は当時肩下10cmくらいの長さあり、量も多い方だった

どうする?ボブくらいにしちゃう?と聞くと、あーそれもいいね!

ということになり、看護師さんに相談

毎週木曜日に出張理容師さんが病院に来るそうなので、お願いすることに。