昔、今の病院に行く前、8~9年程前になるが1度心療内科の病院に行った事がある。

 

当事の自分はもう本当にくたびれていたが周りに合わせて普通の生活をしているふりをしていた。

しかし酒を浴びるほど飲んで酒に飲まれたり、リスカしても泣いても

これからの人生に明るい光が何も見えないことに不安を感じていたのだと思う。

そして1999年に世界が終わる事を祈っていた。

 

見えない出口を探していたのだと思う。

そして生きる為の最後の手段は病院へ行くことだと思っていた。

病院へさえ行けば助けてもらえると信じていた。

そうじゃなければ自分で自分をリセットするしかないのだと思っていた。

消して何もなかった事にしたいと思っていた。

 

だけどリセットできなかった。

祖父母だけは悲しませたくなかったからだ…

両親や兄弟、友人のことはどうでもよかった…

 

だから病院を探した。

当事の自分は今のようにPCを持っていなかったので本で調べた。

先生の記事を読んでここがいいと思ったのだ。

そして電車で20分ほどの病院へ行く事にした。

 

そこは小さな個人病院でしばらくして応接間へ通された。

そこで話をした。

(何かが違う…)と思いながらも先生の言葉に耳を傾け

少しずつ話をしようと頑張った。だけどちゃんと話せなかったと思う。

そして先生の結論

「あなたは何でもありません。通院する必要も薬を飲む必要もありません。」

 

「地獄へ逝け!」といわれた気がした。

 

もう二度と病院へは行かない!先生なんて信じない!

とかたく決意した。

そして酒に飲まれリスカをして…を繰り返していた…

 

そんな自分がもう一度病院へ行こうと思ったのは

今の相方と付き合って2年ほど経ってからだろうか…

一緒に住んでいても隙を見てはリスカを繰り返していた…

だけど一生このままでは嫌だと思った。

 

そして偶然にも今のT先生に会えた。

最初に会って話をしてこの人なら助けてくれると思えた。

嬉しくて話をしながら涙が出た。

今も他の曜日には決して行かない、他の先生と話をするのは嫌だからだ。

 

そして行ったり行かなかったりしながら今に至る。

行けない時期は必ず具合が悪くなる…

 

今の自分は少しずつ心の鎖がはずれてきたような気がする。

T先生は自分の心の鎖をはずす手伝いをしてくれる。

 

少しずつこれからも自分と向かい合っていきたいと思う。