夜は混声合唱団「樹(じゅ)の指導。



体験入団の方がいらしていることもあるのですが、普段からアマチュア合唱団の練習では、毎回『音の確認』という名の、細やかな音取りを行なっています。



一番良くないのは「ウロ覚え」。特にアマチュアの方々は音一つ一つの持つ意味を自分で考える、というのは難しく、一度や二度音取りをしただけでは、細かな読み取りは出来ていません。




なので、一曲をいくつかの部分に分けて、同じ部分をパート毎に何度も繰り返して練習し、音を練り込むように覚えるということを行なっています。




今日は特に「暗譜の為の練習」と称して、いつも通り…いつも以上にしつこく何度も繰り返し歌っていきました。




「暗譜は自分でやってきて」


…という指示は、プロには通用しますが、合唱はあくまで趣味であり、もっと大切な【日常】というものを抱えている団員さんには、このような要求はできません。



そこも丁寧にフォローアップするのが指導者の仕事。団員さんたちが安心して歌える環境を、徹底して整えます。



今日も同じ曲を何度も何度も歌い込みながら、一回ごとに細やかな課題を与え、少しずつ少しずつブラッシュアップしていきました。終わった後は皆さん笑顔。楽しい気持ちのまま帰ってもらえるよう、工夫を重ねています。




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