の続きです。
ホピ族の予言では「調和のルート」と「滅びのルート」が存在し、
人類が滅びのルートを進んでいる時、滅びる前に9つの予兆が現れるとし、
既にそのうち8つが予言通りになったと言われています。
ルート変更するためにはどうすればいいか?
その教訓はホピ族の神話の中にあります。
ホピ族の神話
💎第三の世界 クスクルザ
「分け合えば余る」世界だったのにも関わらず、周囲と比較し、「足りない。もっと。」と貪欲に駆られた人間たちによって争いが生まれ、調和が乱れ、また世界を滅ぼすことに決めた創造神タイオワと宇宙創造の神ソツクナング。
第二の世界は氷河期によって滅びました。
温暖になり、地下に避難していた、知恵と調和、創造主を尊んでいた、わずかな人間たちは地上に戻ります。
その際、ソツクナングはこう告げます。
「あなた方がこの新しい第三の世界に生きるよう、あなた方を救った。
だが、あなた方はこれから言う二つのことを、いつも覚えておかなくてはならない。
まず、私を尊び、お互いを尊ぶこと。
そして第二に、山々の上から調和に満ちた歌を歌うこと。
創造主への讃歌が聞こえなくなった時は、あなた方が再び悪に陥った時である。」
第三の世界 クスクルザでは、人口も増え、大都市や国家を形成し、文明が栄えました。
しかし、多くの人がソツクナングから言われたことを忘れて「生命の道」から外れました。
わずかな知恵ある人々は、創造主への讃歌を声高らかに歌い続けたましたが、
多くの人は耳を貸さず、弓族の指導の元、破壊的な方向に進みました。
人々は空飛ぶ盾(パツボタ)と呼ばれる超高速の航空機を造り、これに乗って、都市を侵略し合うようになりました。
そして、世界は戦争と腐敗の場と化しました。
ソツクナングは、地球担当の神コヤングティ(蜘蛛女)に、こう告げます。
「今度は、最後まで待つ必要はない。すぐに手を打たないと、讃歌を歌い続けている者たちさえも滅んでしまう。
ここまで破壊が進んでいると、私が指定する地に彼らが辿り着くのは難しい。
私が世界を水で滅ぼす時、あなたは彼らを助けよ。
地に着いたら、背の高い植物が見つかるはず。
それを切って人々を中に入れなさい。
その後、次にどうするか教えます。」
コヤングティは指示通りに実行し、葦を切って、その中に人々を入れ、少量の飲み水と食糧となるトウモロコシの粉を詰めて、封印をしました。
全員が入り終わるとソツクナングが現われ、
「彼らの面倒を見るためにあなたも中に入りなさい。
私が扉を閉めよう。それから世界を滅ぼす。」と告げました。
こうしてソツクナングは大洪水を起こし、あらゆる陸は海中深く沈みました。
彼らは長い間、海の上を漂い続けました。
漂流の動きが止まると、コヤングティは人々を引き上げました。
そこは最高峰の山の峰でした。
辺りは見渡すかぎり海でした。
「他にも陸地があるに違いない。」と彼らは言いました。
しかし、鳥に陸を探させても、高い葦の頂から見渡しても、陸地は見つかりませんでした。
ソツクナングはコヤングティにこう告げました。
「あなた方は旅を続けなければならない。頭頂の扉(コパピ)は開かれている。内なる智慧が導いてくれるだろう。」
コヤングティは人々に葦で丸くて平らな船をつくるよう命じ、
人々は船に乗り組んで、内なる智慧に身を任せました。
長い間、海を漂い、ようやく岩の多い島に辿り着きました。
「大きい島だが、十分ではない。」と人々は言いました。
そこで、日の出づる方角に向かってさらに船を漕ぎました。
草や木、花の茂る美しい陸を見つけました。
彼らは体を休めました。
ここに留まりたいという者もいましたが、コヤングティはこう言いました。
「この場所ではありません。旅を続けなければなりません。」
彼らは徒歩で東へ移動し水際に着きました。
ここで、中が空洞の植物を使い、イカダを作って、櫂で漕ぎ出しました。
長い旅をし、また陸地を見つけました。
人々は喜びの声をあげて上陸しました。
陸は広く美しく、大地はなだらかで肥沃。
草や実を結ぶ木々が広がり、食物が豊かでした。
人々はそこに何年も留まりました。
しかし、コヤングティはこう告げます。
「ここは第四の世界ではありません。
生活するのにあまりに楽過ぎます。
あなた方は再び邪悪な道に入ってしまうでしょう。進みなさい。」
そこで、人々は嫌々、さらに東へ向かい、向こう岸へと渡りました。
コヤングティは、
「私に命じられた仕事は終わりました。
これからは、あなた方だけで旅を続け、陸を見つけるのです。
あなた方の『扉』を開けたままにしておきなさい。聖霊が導いてくれます。」
人々は昼も夜も必死にイカダを漕ぎ、陸を見つけました。
海から高くそそり立ち、見渡す限り北と南に広がっています。
「大いなる力強い陸だ!!」と彼らの内なる智慧は告げ、
「第四の世界だ!」と人々は叫び合いました。
切り立った高い山々の斜面で、上陸できる場所はどこにもありませんでした。
「北に行こう。」と言う者がいて、北に向かうが、山はますます高さを増すばかり。
「南に行こう。」と言う者がいて、南に向かうが、やはり山々は険しくなるばかりでした。
途方に暮れた彼らは漕ぐのを止めて、頭頂の扉を開き、導かれるままに任せました。
すると、穏やかな海流にイカダが乗り始め、上陸に成功し、砂浜で喜びを噛み締めました。
「第四の世界だ!!ついに着いた!!」
誰もが叫びました。
そこへソツクナングが現れました。
「ここが、あなた方に用意しておいた場所である。
あなた方の来た道を見よ。」
見渡すと、自分たちが休んだ島々が見えました。
「あなた方が旅してきた跡である。滅んだ第三世界の高い山々の頂である。
さあ、見よ!」
人々が見続けていると、一番近い島が海に沈みました。
まもなく、また島が沈み、ついに島々は全部沈んで、辺り一面、海になりました。
「見よ。」
ソツクナングは言いました。
「あなた方の足跡さえも洗い流した。
この海の底には、都、空飛ぶパツボタ、富、
創造主に讃歌を捧げることに時間を使わなかった者たちが眠っている。
だが、あなた方が出現の記憶と意味を保っていれば、いつかこれらの足跡がまた浮かび上がり、真実を告げてくれる時が来るだろう。」
そして、第四の世界 ツワカキ が始まります。
次回の記事に続きます。
💎徳尾貴俊(とくお たかとし)プロフィール
鹿児島市在住。
神意識スタイリスト。全ての現象の原因「意識」を整える専門家。
コーチングがきっかけでヒーリングが出来るように。究極の悟り「涅槃」、神意識に到達。
コーチング継続セッションは累計80名様以上、遠隔ヒーリングは毎日10〜60名様。
ビジョン:全生命の楽園の創造🌏
▷プロフィールをもっと詳しく
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