ヤフー知恵袋を見ていたら、こんな質問がありました。

たとえば世の中に住宅販売をしている企業サイトが30サイトあるとします。

その30企業全てが同じSEO対策業者に「『マイホーム』というキーワードで1ページ目に表示されるように」と依頼したとします。

そしてその後対策が100%成功したと仮定すると、ヤフーの検索結果表示数は10件ですので、20企業は2ページ、または3ページに表示されることになると思います。

同じキーワードで10サイト以上のサイトからSEO対策を依頼された場合、「御社のページを○○というキーワードでヤフーの1ページ目に・・」ということは不可能になってしまうのでは無いかと思います。


「SEO対策」は全員が対策をしても、誰かが上がれば誰かが下がるという結果になると思います。

上記のようなことから、SEO事業というのはイタチゴッコをするためにお金をもらっているだけの無理がある事業だと思います。

私の考えは間違っているでしょうか?



◆私の回答:

1.イタチごっこなのは事実です。
検索結果の上位表示は「他人とのバトル」ですから、自分がいくらがんばっても他所がそれ以上にがんばれば負けます。

2.「電話営業してくる」SEO業者ほど当てにならないものはありません。「弊社はネット上で集客できない能なしです」と自白しているようなものですから、そんな所に依頼しても集客の役には立たんでしょう。

※参照:御社HPを上位表示させます、という営業電話が


3.良心的な業者は結果保証なんかしませんしできません。順位の決め方を考えて実装しているのはヤフーやグーグルであって、SEO業者ではないからです。



では、SEOなんて無意味かというとそんな事はありません。

あなたのようにSEOなんて無意味だと思っている人や、そもそも上位表示など考えていない人が多ければ、きちんと対策を講じた人のホームページが上位に出ます。


また、「マイホーム」という一語で上位表示を目指すのは至難の業な上に、たいていの場合は無意味です。

たとえば不動産屋さんなら、「マイホーム ●●(地域名)」というキーワードを狙う方が確実です。北海道の不動産屋さんが沖縄で物件を探している人を見込客にするメリットはなさそうですから。

こんな風に2語3語とキーワードを追加していけば、競合する相手はドンドン減っていきます。つまり、みんなが同じキーワードで上位表示を目指したら、という前提自体が無意味になります。