先週の土曜日(9月10日)に大阪・南港で開催された

「不況に負けない、値引きしない。強い自立型フリーランス・経営者になるためのビジネス生き残り術セミナー」

(とその後の懇親会)に参加してきました。

※ちなみに講師はこの方



このセミナー中に出てきたのが表題の「商業デザイナーは30歳を超えると仕事がガタ減りする」です。

恐ろしや恐ロシヤ。


デザイン畑の方いわく、20代のデザイナーの方が年かさの人より

・頭が柔らかい
・体力があって無理が利く
・安いギャラで仕事をしてくれる
・こっちの言うことを良く聞いてくれる
・最近の流行を良く知っている

というメリットがあるから仕事を頼みやすいのだとか。

恐ろしや恐ロシヤ。



そして、40過ぎたら仕事が洒落にならんレベルまでガタ減りして、失踪する人や、タクシーの運転手に転職する人も少なくないとか。


※タクシーの運転手に「なるだけなら」普通免許があればOKです。
必要な2種免許は会社負担で取らせてくれますから。

ただし、お客さんを多く乗せるのにも商売センスが必要です。はい。



では30~40を過ぎたデザイナーはどうやって喰っていけばいいのか?
廃業するしかないのか?

そんな結論しか出ないセミナーなんてタダでも行く価値はありません。
もちろん、ちゃんと違う道がありました。



1.自分の得意分野を絞り込んでアピールする。

2.「来る者拒まず」ではなく顧客を絞り込む。

3.得意分野と対象の顧客層にアピールする販促ツールを作る。

4.PR活動をすぐに止めない。効果が出るまで地道に続ける。



1~3を詳しく書くのは仁義に反する気がするので止めておいて、4番目の話を書くことにします。


ありがちな話ですが、少し続けて「この方法は効果がない」とか「この媒体はうちの業界には不向きだ」と止めちゃう人がいます。

このセミナーの講師・中野貴史さんといえば「言霊名刺」です。

この「言霊名刺を作って配ったけど効果がなかったので止めた」という方がいたそうです。


配った枚数がたったの100枚。名刺100枚なんてセミナーとか異業種交流会とかに行けば、2~3回でなくなる程度の枚数です。

PR媒体にどれくらい反応するかは確率の問題ですから、100枚ではまともな判断などできません。


それに、本を片手に名刺を作る場合、文面飲み直しは必須です。グータラな私ですら、大幅な改造だけで4回してます。


メルマガだってニュースレターだってそうです。2~3回出しただけであきらめる人ではなく、しつこく続ける人が最後に笑います。



…言うまでもありませんが、ここまで書いてきた話はデザイナーに限ったことではありません。

独立・開業している人は全員当てはまる話です。先に不安があるという方は、ぜひ以下の4項目を検討し直してください。


1.自分の得意分野を絞り込んでアピールする。

2.「来る者拒まず」ではなく顧客を絞り込む。

3.得意分野と対象の顧客層にアピールする販促ツールを作る。

4.PR活動をすぐに止めない。効果が出るまで地道に続ける。
 
 
 
 
 
 

それにしても、デザイナーはSEの定年35歳並みにきついのか。
まったく恐ろしい業界だ。