前回の記事の続きです。

まだ仕上がりを見ていないのですが、ずっと既製品(吊るし)のスーツばかりだったので、スーツを体型に合わせて作ってくれる・・・ということが新鮮でした。

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仕立ての流れは基本的にはホームページに出ている通りですが、おおよそ以下の流れでした。

・展示されている生地(柄)を選ぶ
・選んだ生地を店員さんに告げ、注文書を記入
・注文書に設定されている選択事項: スーツのスタイル(ダブル、シングル、ボタンの数、袖の形・・・)、ボタンの色、名前の字体・・・を選択
・採寸

生地だけでは仕上がった際の全体のイメージがわかりにくいため、ある程度既製品などからイメージを持っていた方がよいかもしれません(
チョーク・ストライプの幅や濃さなど)。

採寸では結構時間がかかりました。
肩幅、胴回り(3か所程度)、臀部回り、太もも回り、胴の長さ、手足の長さ・・・
など非常に細かく採寸いただきます。

また、採寸値を元にゼロから作るのではなく、採寸値をもとに、ある程度「型」になるスーツを着て、その着心地などから「型」を選択するという流れでした。
たとえば、ウェスト回りに余裕を持たせた着心地にするか、それともシルエットを重視してピッタリ目にするか・・・ということを決めていきます。

気になった点は以下のとおりでした。

Q: 海外縫製の方が国内縫製より期間が短いのはなぜか?(国内縫製は1カ月超)
A: かつては国内縫製の方が短かったが、需要が高まり、工場で捌ていないのが実情

Q: 海外縫製の方が値段が安いのはなぜか?
A: 国内縫製は様々なオーダーに対応できるため(柔軟性が高い)。気にしなければ(こだわりがなければ)、海外縫製の方で良いと思う。

Q: 今回の採寸データを別の注文に用いることは可能か
(休日は採寸に非常に時間がかかるため確認)

A: 出来る。3年程度データを保存しているので、そのデータを用いることが可能。ただし、今回の仕上がり時点で完成品に対して修正を加えたりすることもあり、そうした点は踏まえた方が良い。(完成品に対しても試着してから、着心地などをしっかり確認してくださいとのことでした)

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ここからは個人的な選択と感想です。

今回生地は、「REDA SUPER 130'S」と「REDA Silky Effect」を選びました。
(参考: REDA社のホームページ:格好いい)


自転車やランニングをやっているため、自分の体型は下半身ががっしりしています。今まで作ったスーツも、ズボンの太ももの内側が擦れてしまい、生地が破けることが多かったです。また、既製品では太ももに合わせるとどうしてもオーバーサイズになり、ウェストと裾がいまいちフィットしませんでした。

今回は、太ももは多少余裕を持たせつつ、ウェスト・裾ともにジャストサイズとのことで仕上がりが楽しみです。
上半身はかなり引き締まったので、引き締まった体型に合わせてスリム目にしました。これでリバウンドを抑えたいです。

なお、仕上がりは
国内縫製のため、12月中旬の注文で1月下旬の仕上がりです。

また、今回の購入の動機に来年1月からの値上がりがありました。ただ、値上がりといっても1000円から1500円程度なので、さほど大きな値上がり幅ではありませんが・・・。
十数年前に作った礼服も作り直そうと考えていたのですが、これは年明け後に仕上がりを見てから注文することにしました。