アツギのエクスエールは大人の女性の上品さ、洗練された美しさを目指したストッキングのハイエンドブランド。ストッキングの国内トップシェアを持つアツギが海外高級ストッキングの対抗場として投入した国産最高級ストッキングです。そこにラインナップされるUltimate Nude(アルティメットヌード)は、「究極の素肌感」という名前。限りなく素肌に近い履き心地を実現したストッキングだそうです。

Ultimate Nude Black

キング・オブ・素肌感ストッキングであるLANVINを強く意識しているようです。生地の薄さ、編みの方法、見た目、透明感、シャリ感のある触感は、LANVINそっくり(写真)。

Ultimate Nude Black
でも天下のアツギがLANVINのコピーを作るはずがない!きっと日本人向けの何か違いがあるはず!!ということでさっそくレビューです。もうこの手のストッキングは男の私がだらだらインプレッションを書くより百聞は一見にしかずということで、女性モデルさんに着用していただきましたヽ(^◇^*)/

Ultimate Nude Black

まず見た目はどうでしょうか?。素肌の質感をしっかり残しながら、でも生脚感はない、文字通りの素肌感を出しています。美しい黒のラインが女性の脚の柔らかなフォルムを際立たせています。黒のストッキングを履いても、脚の質感はあくまでもヌード感。肌色がバックライトのように脚を明るくしています。本当にきれいです。

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目指す先はあくまでLANVINと同じ。上品でラグジュアリーな大人の女性の脚を演出すること。ただ、大きく異なるところがありました。LANVINよりつま先補強がより厚く面積が小さく、かかと補強がないところです。

Ultimate Nude Black Ultimate Nude Black

かかと補強はヨーロッパの高級ストッキングではわりと多いですが、日本の女性からは賛否わかれるところなので、アツギが「かかと補強はなしにしました」というのは、わかる。しかし、Ultimate Nudeのつま先補強はちょっと「?」でした。印象として、補強部分が小さく、色合いがストッキング部分より濃いのですっきりしません。また、小さなつま先補強の部分はずれやすく、足指全体をカバーできません。小指の爪が繊細なストッキング部分に直接当たります。おそらく、ここから伝線します。

なぜ、同じアツギのアスティーグ「澄」のように、ストッキング生地を少しだけ薄くした感じの切り返しで、足指を包み込むような弧のラインにしなかったのだろうかとつくづく思います。アツギの開発者に聞いてみたいところです(笑)

履いた感じで一番大きな違いは、LANVINよりもフィット感があるところ。LANVINはナイロンのベールが優しく肌をまとうような履き心地ですが、Ultimate Nudeはしっとり肌に吸い付く感じです。日本の女性はゾッキのサポート感になれていることもあり、LANVINの緩いフィット感は頼りなさを感じるのかもしれません。そのあたりは日本人向けにフィット感を高めているようです。

もし、LANVINとUltimate Nudeをそれぞれ履いた女性がいたとして、見た目だけで当てられるかといえば、利きスト師wwを目指す私でも自信がありません 。そこで、LANVINとUltimate Nudeをの履き比べしてみました(写真)。どちらがUltimate Nudeかわかりますか?

Ultimate Nude Black

写真でいうと左側の脚(モデルさんの右足)がUltimate Nude、右側の脚がLANVINです。こうやってみると、LANVINのほうがストッキングを通して見える素肌感がまだ上ですね。ただ、こうやって見比べないとまずわかりません。それくらい微妙です。

このストッキングは1500円。LANVINは1000円なので500円より高いです。やっぱり透明感の極薄ストッキングにもフィット感が欲しいなら、この500円は惜しくないと思います。

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