femozione(フェモツィオーネ)はフクスケの高級ストッキングライン。コンセプトは「上質なエレガンス」。このブログでも、以前ゾッキなのに透明感のある fe-15 Nudeを取り上げました。今回はブライト糸を使った交編ストッキングで、上品な光沢感を楽しめるクラシコを紹介します。

classico classico

クラシコはブライト糸を使った交編ということで、生地自体が光を反射するストッキングです。前回取り上げたLANVINのように入射した光が肌で反射するのではなく、ストッキング糸で反射して輝きを与えます。ただラメのようにきらきらしてしまうと、ドレッシーなパーティ脚wになってしまいますので、普段履きの中にさりげない華やかさをどれだけ出せるか、このあたりがポイントです。

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写真を見ると、脚一面が美しいつやで包まれています。写真は室内、蛍光灯の撮影ライトを当てていますがフラッシュは使っていません。

脚全体にきれいなつやがあります。光の当たらない陰の部分との濃淡は、かなりはっきりしていて、メリハリのある美しい光沢が見られます。けっしてぎらぎら、きらきらしていません。上品な輝きで、脚をぱっと明るくする、そんな印象です。

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もう少し寄ってみます(^_^;)。交編特有の編み目が見え、その編み目を構成する糸一本一本が光をやさしく反射しているのがわかります。春の暖かく柔らかい日差しを受けて輝く水面のようです。

もちろん直射日光やフラッシュのようなダイレクトな光を受ければもっときらきらするでしょう。けっして控えめすぎることはなくて、光の強さ、入射する角度によってさまざまな脚の表情を作ってくれるストッキングです。

今回モデルさんに着用してもらった色はヘーゼルブラウン。ベージュよりもやや濃いめの肌色ですが、サンタンの小麦肌系ではなく、白く浮かない健康的な肌色に近いベージュです。モデルさんの色白の脚と比べても、非常に自然なライト系のブラウンで、肌をなめらかにするファウンデーションのような色合いです。

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クラシコはナイロン糸を2重巻きにしたDCYサポート糸を使っているため、しっかりとした履き心地です。交編なので締めつけ感はありませんが、しっかりと脚に吸着しているフィット感があります。

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つま先補強だけでなく、かかとは補強ありのコンベンショナルヒールです。クラシコという名前が示すように、「昔のよいものを現代に…」という想いが企画のコンセプトにあるそうです。足裏から見たら、うーんたしかにクラシックな趣ですね。

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つま先、かかとの補強部分はかなりしっかりしています。DCYは糸も太く伝線しづらいのですが、補強部分は編み目を細かく、ブライト糸を使わずに編み込まれています。つま先部分は生地が厚めなのでペディキュアはあまり映えません(T_T)

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かかと補強はきれいな扇形でかかとを包み込みます。ヒールをぶらぶらさせたときや座敷でヒールを脱いだときのかかと色っぽさはかなりのものだと思います。機会があれば、さりげなく見せてあげてください。メンズの視線、釘付け間違いありません(笑)。