タイツ真っ盛りのこの時期。街ゆく女性の脚は黒、黒、黒、黒タイツのオンパレード。たまにボルドー、ネイビー、濃いめのグレーのタイツも見かけますが、もっと明るめのタイツがあってもといつも思っています。そこで、今回はあえてライトなグレータイツを取り上げたいです。重たくなりがちな冬の装いに、薄いグレータイツはぴったり。全体的に明るめのコーデを楽しめます。

ブロンドール グレー

今回は、国内のレッグウェアメーカーのブロンドール社のタイツです。伊勢丹で明るめグレーのカラータイツを買おうと思っていろいろ探していたのですが、あまりないんですね。やっと見つけたのがこのタイツです。

ブロンドール グレー

タイツの厚さは60デニール。編み目は細かく、ゾッキ編み。滑らかなで適度なサポート感のある履き心地です。触った感じはつややかで、福助のタイツよりもアツギのタイツに近いと思います。

60デニールタイツは素肌がやや透け感じで、福助は「上品に透ける」と表現しています。黒タイツであれば、照度の高い白い素肌の透け感のコントラストが美しいのですが、薄いグレーは素肌と色合いが近いので、60デニールであってもそれほど透けた感じはありません。

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一番タイツが透けやすい膝まわりも、ほぼ均一なグレーカラーなので、アウトフィット全体に溶け込み、コーデしやすいと思います。モデルさんが着用されていたトップス、スカートは赤を中心にまとめられていましたが、そのトーンに明るめグレーはぴったりだと思いました。黒タイツでももちろん合うと思いますが、グレーだと印象はまったく違って柔らかでカジュアルな感じになりました。後ろ姿も素敵ですね。

ブロンドール グレー

明るめのグレータイツは、どちらかといえば白に近い色合いです。モデルさんも撮影のとき、撮影ライトの影響で、自分には白タイツに見えていたとおっしゃってましたが、写真をみればしっかりグレーですね。白タイツにありがちな女の子っぽさはなく、あくまでも女性のファッション、フェミニンさがあります。モデルさんも写真を見たら「ちゃんとグレーですね」と気に入ってくれて、撮影後そのまま履いて行かれました(笑)。

60デニールくらいの厚さになると、つま先は生地が少しだぶついた感じになります。つま先が冷えなくてよいかもしれませんが、見た目にはソックスっぽい野暮ったさを感じるかもしれません。しかし、かかとは生地が伸びますのでうっすらと透けます。このストッキング感はグッドです。

ブロンドール グレー ブロンドール グレー

厚めのタイツは、女性には履いているという心理的な安心感を与えます。ストッキングよりもパンツに近いのかもしれません。ついついベットで脚をバタつかせたり、ときにはあぐらをかいてみたり……。それでも不思議といやらしくならないのがタイツの不思議さ。部屋着的な気楽さからか、所作が少し大胆になったとしても、(男性視点ですが)単純に「かわいいなあ」と思ってしまいます。

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